次の10年に向けて。ビジネスの軸、マーケティングのベースを作る
――2021年6月の取材では、モバイル通信事業をメインとしたビジネスから、新型コロナウィルスPCR検査事業をスタートされるまでの舞台裏をお聞きしていました。あれから世の中の状況も変わりましたが、エクスコムグローバルにとって2022年はどのような1年だったでしょうか?
西村:2022年に限らず、実はその少し前から、PCR検査事業はもはや過去のものであるという意識で動いてきました。これから先の5年10年に向けて、新しいビジネスの軸を作ろうとしてきたのが2022年だった――次のビジネスを始めるにあたって、そのマーケティングのベースを作るような、種まきをするようなイメージで、2022年はとにかく「にしたん」の4文字を世の中に刷り込ませるためのマーケティング活動をしてきました。
「にしたん」と言えば、多くの方が現在進行形で進んでいるPCR検査事業や美容医療事業をイメージされるかもしれません。ですが、弊社の経営理念にもあるように、世の中の常識や業種・業態にとらわれず、あらゆる事業領域で社会の問題を解決することを目指し、より大きな視野で「にしたん」の認知拡大を目指しています。たとえば、にしたん不動産やにしたん保育園、にしたんモバイルなど、その広がりには多様な可能性があると考えています。