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【特集】2023年、マーケターたちの挑戦 ──未来を拓く人・企業・キーワード

消費者の選択肢が増えすぎた今こそ、ブランド価値の最大化を。ユニリーバ木村氏が語る、これからの戦い方

企業の成長には「誠実性」と「強い組織」が求められる

──木村さんは、2021年にマーケティング支援会社のBrandismを立ち上げられています。BrandismではBtoCだけでなく、BtoBのマーケティングも支援されているとのことですが、そんな木村さんから見て、企業が成長し続けるために必要なことをどのようにお考えですか?

 まず、お客様のことを理解する。その上でそのお客様が求めているものを提供し続ける「誠実性」が大事だと思います。ビジネスにおいて売上を追求する中では、求められていないものを提供したり、本来以上の便益を表現するケースも散見されるのが事実です。それはとても残念なことで、中長期的に売上を成長させるためには、お客様と常に向き合い続け、商品やサービスを常にアップデートし続けることが大切で、このアップデートこそがマーケティングの本質です。

 2つ目に、強い組織を作ることも重要です。社員が生き生きして、自社の商品やサービスを好きな会社は伸びている。それはモチベーションが高く自信があるから。自社の商品やサービスに誇りを持てる人たちで構成する組織が重要だと考えています。

──最後に、2023年にどんな挑戦を見据えていらっしゃるのか、展望をお聞かせください。

 ラフラ・ジャパンの更なる売上と利益の拡大が、経営者として目下のミッションですね。日本での成長はもちろん、中国市場や東南アジア市場にラフラ・ジャパンが羽ばたけるように、海外への壁を打開していきたいです。

 さらに、単独企業としての成長はもちろん、ユニリーバ・ジャパン本体への影響も与えていけたらと思っています。プレミアムスキンケアのモノ作りをすることの楽しさやこだわり続けることの大切さは、消費財メーカーであるユニリーバ・ジャパンにも刺激剤になると思います。

 最後に、Brandismとしては「Brandismと一緒に仕事をして売上も利益も上がったし、自社への誇りが増した」と思ってくださる会社を増やしたい。特にスタートアップはマーケティング人材がまったくいないことも多く、一方でプロダクトやサービスが優れたものが多いんです。こんな製品が世の中にもっと広がれば、より強い日本になるのに、と常々思います。プロダクトは良いのに広げ方や見せ方がわからないという課題に対して、プロフェッショナルなパートナーとして、利益と売上の最大化に貢献できるよう、日々最新のマーケティング手法をアップデートしたいと思います。

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この記事の著者

岡田 果子(オカダ カコ)

IT系編集者、ライター。趣味・実用書の編集を経てWebメディアへ。その後キャリアインタビューなどのライティング業務を開始。執筆可能ジャンルは、開発手法・組織、プロダクト作り、教育ICT、その他ビジネス。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

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MarkeZine(マーケジン)
2023/01/27 09:30 https://markezine.jp/article/detail/41064

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