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コロナ禍前と比べ、約7割が外食にお金を使わない/若者はオンライン会食を好む傾向に【電通調査】

 電通グループ横断プロジェクト「食生活ラボ」は、「食生活に関する生活者調査」を実施した。以下、一部内容を紹介する。

4割以上が値上げを理由に食費を節約

 まず、物価高騰・食品価格の値上げを理由に食費を節約しているかを調査した。結果、値上げを理由に食費を節約している人(21.1%)と値上げで今後の節約を考えている人(20.9%)がそれぞれ20%を超えた。

「物価高騰・食品価格の値上げが起きている中で、あなたの消費意識・行動にあてはまるものをお知らせください」に対する回答(クリックして拡大)

値上げに関わらずお金をかけたいのは、「生鮮食品」「特別な日の食事」

 次に、値上げをしたらこれまでよりはお金をかけたくない・節約したい品目を尋ねた。すると、「レトルト食品やインスタント食品(51.8%)」「テイクアウトや総菜、弁当(49.2%)」「冷凍食品(49.0%)」が上位になった。

「値上げをしたら、これまでよりはお金をかけたくない・節約したい」ものに対する回答(クリックして拡大)

 一方で、値上げをしてもこれまでと同じくらいお金をかけたい・買いたいものは、「肉や魚、野菜などの生鮮食材(48.3%)」「記念日など特別な日の家での食事(47.7%)」「塩、しょうゆ、みそなどの調味料(47.2%)」が高くなった。

「値上げをしても、これまでと同じくらいお金をかけたい・買いたい」ものに対する回答(クリックして拡大)

約70%がコロナ禍前よりも外食にお金を使わない

 続いてコロナ禍で外食しない生活が続いた影響を調べると、69.7%が「以前よりも外食にお金を使わなくなった」と回答した(「Bに近い」「どちらかというとBに近い」の合計)。

「この1~2年のあなたの食生活の傾向や実態、食事に対する意識として、A⇔Bのどちらに近いですか」に対する回答(クリックして拡大)

 また、コロナ禍以前と比べた食生活や気持ちの変化について、「外食できなかった反動で外食に行きたい気持ちが強くなった(「Aに近い」「どちらかというとAに近い」の合計48.8%)」と、「外食にあまり行きたいと思わなくなった(「Bに近い」「どちらかというとBに近い」の合計51.2%」と回答した人の割合はほぼ同数だった。

「新型コロナウイルスが感染拡大する前の2019年頃と比べた場合の食生活や気持ちの変化について、お知らせください」に対する回答(クリックして拡大)

若年世代はオンライン会食を好む傾向

 コロナ禍の食事に対する意識を尋ねると、約8割が「飲食店でリアルに参加する方が好き(「Aに近い」「どちらかというとAに近い」の合計)」と回答した。一方若い世代では、「会食はオンラインで自宅から参加するほうが好き(「Bに近い」「どちらかというとBに近い」の合計)」と回答した人が多く、20代では3人に1人(35.5%)の割合となった。

「この1~2年のあなたの食生活の傾向や実態、食事に対する意識として、A⇔Bのどちらに近いですか」に対する回答(クリックして拡大)

【調査概要】
調査対象:全国15~79歳の男女
サンプル数:1,300
調査手法:インターネット調査
調査期間:2022年9月29日(木)~2022年10月1日(土)
調査機関:電通マクロミルインサイト

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MarkeZine(マーケジン)
2023/02/10 13:00 https://markezine.jp/article/detail/41289

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