小学館、集英社、小学館プロダクションの3社は、2005年4月に米国カリフォルニア州に総合エンターテインメント会社「VIZ Media」を創立。「少年ジャンプ」のアメリカ版発行をはじめ翻訳コミックの出版、アニメ放映、キャラクター商品のマーチャンダイジングなどを行い、2007年には売上100億円を達成している。
小学館と集英社のキャラクターのマルチユースをはじめ、マンガから派生するビジネスを国内外で推進するため、小学館プロダクションは6月10日に行われた臨時の株主総会と取締役会で社名変更と増資を承認。増資分は全額集英社が引き受け、集英社から役員を迎えて、「小学館集英社プロダクション」が発足。代表取締役社長には八木正男氏が就任した。
小学館集英社プロダクションでは、「VIZ Media」を通じた海外出版、アニメや実写映画化、テレビ化における企画・制作や版権管理など、多岐にわたる業務を行う。
【関連記事】
・「少年サンデー」と「少年マガジン」共同でマンガ雑誌を出版、小学館と講談社が合意
・「ジャンプスクエア」創刊2号も異例の6万部増刷
・少年ジャンプの歴代人気キャラが駅貼りポスターで競演、缶コーヒー「ルーツ」キャンペーン