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【特集】2023年、マーケターたちの挑戦 ──未来を拓く人・企業・キーワード

【音部氏取材前編】2023年は自主的な職住一致で消費が変化する

自宅という仕事場をどうアップデートするか

――住に関してはいかがでしょうか。

 自宅と仕事がより密接になってくるので、そこへの消費が加速するでしょう。たとえば、住宅を購入・建築するなら仕事部屋や書斎に対する優先順位が上がったとしても不思議ではありません。また、仕事部屋の家具や家電などにも注意を払うでしょう。

 月に1回しか会社に行かないので、いっそ関西に住むといったことは、それほど珍しいことではなくなったかもしれません。基本は在宅で、出社は出張扱い、などという大企業もあります。一緒に(リモートで)仕事をしていた人が、実は関西在住だったと、しばらくしてから知る、なんてこともあります。関東圏とか関西圏といった大規模なエリアから大幅に人が減ることはなさそうですが、各圏内で居住する地域は変化するのかもしれません。

流行そのものではなく人を観察せよ

――ここまで自主的な職住一致をキーワードに、今年起きそうな変化を予測していただきました。この変化に対応するために、マーケターは日々どのようなことに気を付けるべきでしょうか。

 流行しているもの・ことを見るだけでなく、それを使う人や空間を観察することが重要です。たとえば、完全栄養食が流行してきたら完全栄養食そのものを見るのではなく、それを利用する人はなぜその商品が欲しいのか、いつどのようなシチュエーションで利用しているのかを想像し、観察してみることです。

 流行しているもの・ことが出てくると、そのもの・ことに集中してしまって、人間を見逃しがちです。流行しているものやことではなく、流行の背景や流行の周辺にいる人間を観察すると、本質が垣間見えたり、次のアクションに気づけたりすると思います。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2023/02/20 11:01 https://markezine.jp/article/detail/41359

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