2月24日、個人向けオンライン家計簿サービス「Zaim」を運営するZaimは、同社が有する購買ビッグデータを元に、スーパーマーケットやドラッグストア、コンビニなど競合を含めた商圏内各チェーンの来店客数や利用単価動向、利用者属性から買い回りなどを可視化できる「Zaim トレンド for リテール」の提供を開始した。
同サービスは、家計簿アプリに記録された購買データを元に、競合他社を含む流通チェーンの動向を可視化するデータ分析サービス。これまで可視化が難しかった専門小売やECチャネル、JANコードのない生鮮食品、プライベートブランド(PB)商品の購買動向まで、生活者の消費を詳細まで把握できることが特徴。
「買われているもの」から、生活者のニーズを推測し、マーケティング施策の立案やPB商品の開発に活用できる。比較したい競合チェーンは利用企業の希望に合わせて設定でき、Web上のダッシュボードで簡単に分析結果を表示することが可能だ。
さらに、同アプリのユーザーに直接アンケートやインタビューを実施できるため、これまでの店頭アンケートに費やしていたコストの削減や、競合チェーンのユーザーにヒアリングができ、新規顧客を開拓するための戦略を構築が可能となる。
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