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分析業務の効率化で年に140時間を削減 リノベるがGA4移行後の悩みを解決するために選んだ手段

GA4移行以前と一貫したデータ分析を実現

MZ:今回のダッシュボード化は、ヴァリューズが展開する「DX推進支援サービス」によるものと聞きました。サービスの簡単な概要と、ダッシュボード化における支援内容をお聞かせください。

小林:こちらのサービスは、ビジネスユーザーが自社のGA4のデータを扱う際に、スプレッドシートからデータの抽出内容を決めて自動更新をかけられるようなモニタリング環境に整備することで、ユーザー自身が決めた観点での振り返りやその後の意思決定を支援するものです。

 具体的には、まずGA4にたまっているデータをGoogle Cloud PlatformのサービスであるBigQueryにエクスポートします。ただし、生のデータでは使えない状態なので、既存のUAで使われていた指標で抽出ができるように表形式に成形します。

BigQyeryにエクスポートしたデータ
【クリックすると拡大します】
BigQyeryにエクスポートしたデータ

小林:それをGoogleスプレッドシートのデータコネクタであるコネクテッドシートにつなぐことで、スプレッドシート上で任意の条件での抽出や、組み替えが設定できるようにします。

コネクテッドシート経由で任意のデータを抽出したスプレッドシートの画面
【クリックすると拡大します】
コネクテッドシート経由で任意のデータを抽出したスプレッドシートの画面

舩田:ツールが変わると導入前と後で分析が途切れてしまうことも少なくないため不安なものですが、ヴァリューズ様のサービスは、普段使い慣れているスプレッドシートをそのまま使えるので、非常にありがたいと感じています。

渋谷:当社では緻密な分析のために非常に細かくモニタリングシートを作っています。だからこそ、GA4に移行後でもスプレッドシート上で関数を少し調整するだけで通常運用にのせられる点は大きなポイントでした。

画像を説明するテキストなくても可

渋谷:加えて、GA4への移行により様々な数値の定義が変わるということで、数字の推移がどうなるか心配でしたが、ヴァリューズ様に調査いただき、定義が変わる部分の理由を周知していただけたので安心して移行させることができました。

舩田:私達がヴァリューズ様とお付き合いする中で強く感じているのは、本当にこちらの事業の内容をしっかりと理解して話を聞いてくださるところだと思っています。実際に当社が使用しているモニタリングシートを一度すべて見ていただいて、私達がどのような項目に着目しているかを把握いただいた上で、データをまとめていただけるのが特徴的だと思っています。

小林:弊社は、そもそも事業をマーケティングのリサーチからはじめていることもあり、「データを集計して終わり」ではなく、その先に業務、そして意思決定があることを念頭に置いています。今回のサービスを提供しているDX推進支援事業ではお客様の社内でデータを使わせていただくため、特にお客様とのコミュニケーションや業務理解を強めています。こちらからご提案させていただいたり、お客様から新しい情報をいただいたりして、お互いの理解度を深めていきながら、長期的に伴走していくことを心がけているのでそのように感じていただけるのだと思います。

年間で約140時間短縮 GA4移行後でも自動更新だから効率的

MZ:リノベるにお伺いします。今回実装したダッシュボードについて、今後期待していることをお聞かせください。

舩田:まずダッシュボード化により意思決定が早くなることです。もう一つはシステム面で、今後お付き合いをする中で変わり続ける仕様に対応する保守性を期待しています。

渋谷:作っていただいたからには、チーム全員が自分でモニタリングできる環境を作ることが理想だと考えています。ヴァリューズ様はレクチャー会の開催を通して、メンバーの理解をサポートしていただけるので、非常に助かっているのと同時に今後も期待しております。

MZ:今回のダッシュボード導入により、推定でどのくらいの時間が削減できるようになりましたか。

渋谷:UAデータで更新していた既存のモニタリング環境を関数レベルで流用できたため、GA4データへの移行における初期構築の内部工数を最小限に抑えることが出来ました。

 UAではスプレッドシートのアドオンで自動更新を設定していたので、引き続きGA4で自動更新が維持できたことも非常に助かっています。仮に手動で同内容の更新をする場合、年間で約140時間の工数が発生していたと試算しています

 加えて、スプレッドシートのみで運用する際には、バックアップやマスタデータとの結合なども必要ですが、今回実装していただいたダッシュボードではそれらの対応も不要になりました。

企業のDX推進を伴走者として支援

 ヴァリューズでは、これまでデータ分析事業で培った⾼度な分析メソッドと独⾃ノウハウを活かし、企業のDX推進を伴⾛者として⽀援しています。企業様ごとの状況や課題に応じた完全オーダーメイド⽀援の「コンサルティング」、データ活⽤において広く共通する課題の解決に向けて⾃社開発プロダクトと他社ツールの提供を行う「プロダクト」の組み合わせで、最適な内容をご提案いたします。詳しくはDX推進支援サービスページからご覧ください。

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データ分析環境の定着にはチーム全体でのモニタリングの継続が重要

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この記事の著者

和泉 ゆかり(イズミ ユカリ)

 IT企業にてWebマーケティング・人事業務に従事した後、独立。現在はビジネスパーソン向けの媒体で、ライティング・編集を手がける。得意領域は、テクノロジーや広告、働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社ヴァリューズ

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2023/05/29 10:00 https://markezine.jp/article/detail/41682

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