ジェイアール東日本企画の「jeki応援広告事務局(Cheering AD/チアリングアド)」は、「推し活・応援広告調査2022」の結果を公開した。応援広告とは、ファンが広告主となって推しているアーティスト・スポーツ選手などを応援するために出す広告だ。
「推し」がいる人の40%以上が推しを広めたい意向
まず、「推し(好きで応援している人やもの)」の有無を調査した。すると全体の57.4%が「推しがいる」と回答。性年代別では、男女ともに10~20代で推しがいる人が多い傾向が見られた。
また推しがいると回答した人に、推しを様々な人に知ってほしいかどうか尋ねた。その結果「あてはまる」が15.0%、「ややあてはまる」が27.7%となり、合計42.7%が推しを広めたいと考える「推し布教意向者」であることがわかった。
「推し布教意向者」の過半数が応援広告を認知
次に、応援広告の認知率を調べた。全体では26.2%の認知率に対し、推し布教意向者はおよそ倍の52.9%が応援広告を認知していた。
さらに応援広告の実施経験の有無について調査すると、推し布教意向者の11.5%が経験があると回答。また42.1%は応援広告の実施意向があると答えた。
応援広告の実施者は推し布教意向の傾向に
続いて、応援広告の実施経験がある人に理由を尋ねた。「自分の推しを多くの人に知ってほしい(39.5%)」が最も多く、2位は「自分が描いた/企画したイラスト・デザインを皆に見てもらいたい(36.7%)」、3位は「所属事務所が応援広告を許諾していた(35.7%)」となった。
応援広告費の平均は年間60,700円
最後に、応援広告の年間費用を調べた。その結果、実施者は平均して60,700円/年の広告費用をかけていた。
さらに、応援広告実施後の推しへの出費が増えたと回答した人は73.6%で、ほとんどの人が出稿後に「推し活」への出費が活性化したこともわかった。
【調査概要】
調査手法:インターネットアンケート調査
調査期間:2022年12月16日(金)~2023年1月5日(木)
調査対象者:1都3県における15~49歳の男女
サンプル数:17,226
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