参加型キャンペーンで集まる、熱量の高い投稿
──ファンを巻き込む施策の事例を教えてください。
Twitterも含めて実施した例ですが、販売する製品をSNS投票で決めたことがあります。『僕ビール君ビール』という製品は、過去に同じブランド名で様々なビアスタイルを販売してきました。昨年、復刻してほしい製品名でハッシュタグ投稿してもらい、一番投稿数が多い製品を復刻するキャンペーンを実施したところ、施策の前月比で10倍以上の「#僕ビール君ビール」投稿が集まりました!
私たちはInstagramとTwitterをどちらも同じ目的で運用しており、反応の良かった投稿なども大きな違いはありません。一方、アウトプット方法は各チャネルで最適化できるよう努力しています。たとえば、『正気のサタン』という低アルコール製品をエリア限定で発売した際、購入できないエリアの方向けにSNSで募集を行い、当選者のもとにスタッフが製品を手渡しでお届けにいく施策を行いました。このとき、Twitterではその様子をリアルタイムで実況し、Instagramでは実況の様子を一本の動画にまとめてリールで公開しました。
──最後にこれからのInstagram活用のご予定、方向性を教えてください。
フォロワーさんと私たちの双方向のコミュニケーションを今まで以上に意識し、参加型の企画を増やしたり、いただいたご意見を積極的に運用に反映したりしながら「ファンと一緒に作っていくアカウント」にしていきたいと考えています。

株式会社ヤッホーブルーイング よなよな編集部
村井美月氏
2020年、ヤッホーブルーイングに中途入社。『よなよなエール』をはじめとするクラフトビールの魅力を、オウンドメディアとSNSを通じて伝える活動をしている「よなよな編集部」所属。公式SNSの戦略立案から運用までを一貫して行う。ファンの皆さんとは「まりも」の名前でコミュニケーション中。