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【特集】話題化で終わらない、Instagram活用

InstagramはWebサイトと同じくらい重要な企業の受け皿に Instagram活用のこれから

 様々な業種の企業が活用を進めているInstagram。「その活用のあり方が変化している」と語るのは、様々な企業のInstagram活用を支援してきたFinTの代表を務める大槻祐依氏だ。本記事では、同氏にInstagram活用の最新動向を聞いた模様をお届けする。

Instagramは企業の公式窓口になる

――これまで、Instagramを活用する目的は商品・サービスの認知拡大や話題化が多かったと思います。しかし、昨今はショッピング関連の機能が充実したり、BtoB企業の広告が増えたりと、Instagramを活用する目的が多様化しているように思います。そこでまず、FinTにはどのような目的でInstagramを活用したいという相談が来ているのか教えてください。

大槻 祐依(おおつき・ゆい)
株式会社FinT 代表取締役

 1995年生まれ。早稲田大学在学中の2017年3月にFinTを学生起業。「みんなの強みを活かして、日本を世界を前向きに」というパーパスのもと、Sucle(シュクレ)という若年層女性向けSNSメディア(総合90万フォロワー)やSNSマーケティング事業を展開。主要事業であるSNSマーケティング事業にて、大手企業を中心に累計200社以上のアカウントを企画、撮影から投稿までサポートしている。

 今増えているのは、InstagramをWebサイトのように企業公式の窓口・受け皿として活用したいという相談です。これまではプラットフォーム内にいる潜在顧客にアプローチするため、様々なハッシュタグを付けて投稿するなどプラットフォーム内でバズる(話題化する)ことを重視してきました。

 しかし、現在はTikTokやTwitterのほうがバズりやすく、リーチや話題化を求める際はそれらのプラットフォームを利用するケースが増えています。Instagramも、発見タブでパーソナライズされた投稿を見ることができるのですが、企業が発見タブをハックしてバズを生むのは難しくなっています。

 そのためInstagramでは、TikTokやTwitter、テレビなどで話題になっている商品・ブランドについて調べるために利用することが増えています。

――よりニーズが顕在的になったタイミングでInstagramを使い、商品・ブランドの情報を得ているということでしょうか。

 おっしゃる通りです。検索も抽象的なワードではなく、商品やブランド、店舗名など具体的なワードを入れるようになっており、直接企業やブランドの公式アカウントに遷移するケースもあります。

 そのため、企業はInstagramで生活者が商品・サービスを検討・購入するために必要な情報を発信する必要があるのです。また、InstagramにはストーリーズやDMを通じてユーザーと直接交流することが可能です。そのため、企業コミュニティとして活用し、ファンとコミュニケーションをとる企業も出てきています。

Instagramはクローズドで距離が近い場所

――Instagramの利用方法が変化し、Webサイトのような公式の受け皿として活用されているというのには驚きました。しかし、なぜInstagramが公式の受け皿として活用されるようになったのでしょうか。

 Instagramならではの特徴がそのような活用を加速させたと思っています。たとえば、Instagramのほうが顧客と企業がクローズドなやり取りを気軽にしやすいという特徴があります。

 ストーリーズの画面下にはテキストボックスがあり、公式アカウントにも直接メッセージを送ることができます。他のプラットフォームでもDMを送信することはできますが、それよりもInstagramのほうが問い合わせしやすいのです。

 また、Instagramでは画像を数多く使えて、テキストも付けられるので、情報を網羅すればWebサイトと同じくらい情報量のあるアカウントにすることができます。そのため、購買につなげたり、深い商品理解につなげたりすることが可能です。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2023/04/25 09:30 https://markezine.jp/article/detail/42065

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