SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

レシートデータから見るコンビニ惣菜の購入動向 チェーンにより選ぶポイントに違い【mitoriz調査】

 mitorizは、消費者購買行動レポートデータサービス「Point of Buy(以下、POB)」の会員である3,009人に、「コンビニ惣菜に関するアンケート」を実施・結果を発表した。

画像を説明するテキストなくても可

 全体の93.8%がこの1年に惣菜を利用したと回答。主な購入先は96.1%の「スーパー」が最も多く、次に51.9%の「コンビニ」と続いた。同調査ではスーパーに次いで利用が多い「コンビニ惣菜」に関して惣菜全般との比較など、アンケートとレシートデータ(POBデータ)で分析をしている。

コンビニ惣菜は朝食と昼食での利用率が高い傾向 出社機会の増加が要因

 まず、コンビニ主要3チェーン(ローソン・セブンイレブン・ファミリーマート)をメインで利用している人を対象に、惣菜を利用するタイミングを調査した。

画像を説明するテキストなくても可

 惣菜全般の利用タイミングとして最も多いのは「夕食」で72.6%となった。次に「昼食」が43.3%、「間食やおつまみとして」の利用は9.1%。「夕食」および「間食やおつまみ」はコンビニ惣菜の利用よりも高い傾向が出た。

 一方、コンビニ惣菜は「朝食」や「昼食」での利用率が高い傾向で、出勤時の朝食、昼食に利用しているというコメントが見られた。特にこの1年で在宅勤務から出社する機会が増え、コンビニ惣菜の利用が多くなった様子がうかがえる。

コンビニ惣菜では主食系が人気 主要3チェーンでも同様の傾向に

 続いて直近1年でよく購入した惣菜に関して比較した。

画像を説明するテキストなくても可

 惣菜全般は「揚げ物」が60.3%、「おにぎり」が54.9%、「サラダ」が53.2%という結果となった。

 一方、コンビニ惣菜は「おにぎり」が71.1%、「サンドイッチ」が48.3%、「揚げ物」が42.1%となり、主要3チェーンでいずれも同様の傾向となった。

 コンビニ惣菜は「朝」、「昼」の利用率の高さから、おにぎりやサンドイッチ、麺類などの主食になる惣菜の利用が高い。その上で、もう一品追加するサイドメニューとして「揚げ物」の購入機会が多いことがわかる。

購入時に重視するポイントはチェーンごとに違いあり

 次に、惣菜を選ぶ際のポイントを調査した。

画像を説明するテキストなくても可

 惣菜全般では「普段は自分では料理しないもの」が50.8%、「割引・タイムサービスされたもの」が45.5%、「見た目がおいしそうなもの」が41.5%となった。

 一方で、コンビニ惣菜では「見た目がおいしそうなもの」が36.7%、「普段は自分では料理しないもの」が35.8%、「コストパフォーマンスが高いもの」が20.5%となっており、主要3チェーンでも順位は異なるものの同様の傾向が出ている。

 また、チェーンごとの比較ではセブンイレブンでは「栄養バランスが良いもの」が15.3%、ローソンでは「割引・タイムサービスされたもの」が20.8%、ファミリーマートでは「新しく発売されたもの」が14.1%となり、それぞれ他の2チェーンよりも重視されている傾向が判明した。

主要3チェーンすべてで、クーポン等の販促施策期間・フェア開催期間に出現数が上昇

 続いて、人気惣菜の「揚げ物」がコンビニでどれぐらい購入されているか、主要3チェーンで比較分析を行った。

 POB会員が投稿した「揚げ物」購入のレシートから、1,000枚当たりの出現数を分析した。すると、各チェーンともクーポン等の販促施策期間や、フェア開催期間に出現数が上昇している傾向が見て取れた。画像を説明するテキストなくても可

 これにより、クーポンやフェアが消費者の購入動機に大きな影響を与えていることがわかる。

【調査概要】
期間:2023年3月10日~11日
対象:mitorizの消費者購買行動レポートデータサービス「Point of Buy」の登録会員(POB会員)
方法:インターネットによる自社調査(有効回答数:3,009件)

【関連記事】
マイクロアドとmitoriz、レシートデータを活用した商品分析サービス「カウミー」の提供を開始
「スマートレシート」と「テンタメ」ID連携開始 レシート画像のアップロード不要で商品トライアル可能に
東芝グループと伊藤忠テクノソリューションズが協業 レシートの購買データに基づく需要予測などを可能に
WEDとデータ・ワンが業務提携 レシート情報を用い広告の購買効果検証を可能に
三井住友カード、キャッシュレスデータを活用し消費動向を地図上で可視化・分析するサービスの提供を開始

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2023/04/13 07:30 https://markezine.jp/article/detail/41939

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング