大阪メトロ アドエラは交通広告媒体(以下、OOH媒体)の視認性を調査するため、VR空間内でアイトラッキング調査を実施した。
同社はOsaka Metro Groupの広告事業や新規メディア開発事業などを担っている広告会社だ。今回の調査では、生成AIが生み出す現実にありそうなクリエイティブを基に、任意の広告コンテンツを仮想の駅空間に掲出。空間内を移動する被験者の目の動きをリアルタイムで記録、データ分析することで、OOH媒体の視認性を測定する。
また、同調査を通じ「Visibility Adjusted Contact(以下、VAC)」(※)の算出を実現。今後、OOH媒体のVAC値をグローバル基準で客観的に算出することで、広告主のROI最大化を目指す。
※広告を見る可能性に視認性を考慮した指標。グローバルOOH業界団体「World Out Of Home Organization」がメディアカレンシー(媒体取引標準価値指標)として活用を推奨している
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