CM総合研究所は、2022年度(2022年4月度~2023年3月度)におけるテレビCMの好感度調査の結果を発表した。
CM好感度、総合1位は日本マクドナルド
CM好感度の総合1位は日本マクドナルドとなった。ハンバーガーのピクルスを親が子どもの代わりに食べるエピソードを描いた作品や「三角チョコパイ」「ひるまック」など、多彩なCMが幅広い世代の支持を集めた。
2位は日清食品となり、「どん兵衛」「これ絶対うまいやつ♪」「カップヌードル PRO 高たんぱく&低糖質」などが話題になった。3位には花王がランクインし、「ハミング消臭実感」「アタック抗菌EX」「アタックZERO」などで主婦に注目された。
レジャー関連のCMが躍進!
次に、2022年と比べ躍進した企業上位10社を発表。トップはオリエンタルランドとなり、コロナ禍の影響でCM放送回数は減少するも2022年度には例年の出稿規模を取り戻した。CM好感度は前年度の523位から41位へとランクアップし、「東京ディズニーリゾート」ハロウィーンイベントをはじめ、学生限定の「春キャン」や開園40周年のイベントをアピールするCMが好感を集めた。
2位の楽天グループは、自己最多となる9,276回の放送回数を記録。そのうち半数以上を「楽天トラベル」が占めた。3位にはユー・エス・ジェイが入り、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」のCMが若年層を中心にヒットした。
好感度の獲得効率1位は日清紡ホールディングス
続いてCM好感度の獲得効率が高かった企業では、日清紡ホールディングスがトップだった。「NISSHINBOの歌」を歌う馬やカワウソをフルCGで描くシリーズが好評となり、前年度の約2.5倍を超える好感度となった。
2位はアイフルとなり、老舗料亭の女将役の大地真央が登場するCMなどが話題になった。3位にはゼスプリ インターナショナル ジャパンがランクインし、キャラクター「キウイブラザーズ」を使った「ゼスプリ キウイフルーツ」のCMがヒットした。
【調査概要】
調査対象:2022年度のCM展開(東京キー5局)2,632社/6,668銘柄/14,052作品
集計期間:2022年3月20日(日)~2023年3月19日(日)
関東1都6県在住の一般モニター男女3,000人の「月例CM好感度調査」12ヵ月分より集計
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