5月8日、W TOKYOは、東京ガールズコレクション(以下、TGC)における新たな形態のイベントやビジネスモデルを創出するため、NTTドコモと業務提携に向けた基本合意を締結した。
これにより両社は、同基本合意に基づき、以下の3事業領域において具体的な提携内容を協議し、両社の有する事業アセット活用し新たな事業の創出を目指す。
Web3・メタバースを活用したイベント企画およびファンコミュニティの形成
W TOKYOは、2021年からTGCの世界観をバーチャル空間で再現したバーチャルTGCをスタートしている。今後は、メタバースに限らずTGCのイベントやファンコミュニティに対して、Web3のテクノロジーを活用した新たなビジネス展開を検討。NTTドコモのアセットとの連携により、スピード感をもった事業推進を目指す。
NTTドコモのデータ活用を通じたデジタルマーケティングの推進
現在、1回のTGC開催につき、来場者とライブ配信視聴者を加えた総体感人数はのべ約800万人を超える。同社は、この巨大なユーザー基盤を構成する若年層を対象にデジタルマーケティングの展開を目指す。さらに、NTTドコモの顧客基盤との連携により効果的かつ裾野の広いデジタルマーケティングも期待できるという。
TGC地方開催における協業
同社では、TGC地方創生プロジェクトとして、これまで全国約30の自治体において、地方開催およびシティプロモーションを実施してきた。これからも自治体ごとのニーズにあった地方創生プランを横展開することで、事業成長を目指す。今後、NTTドコモにより全国に有する拠点・営業ネットワークを通じてスポンサー開拓を行い、拡大スピードの加速が見込める。
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