ヤプリは2023年5月15日より、小売・流通企業の収益最大化を目的としたリテールメディアサービス「Yappli for Retail App Ads(ヤプリ フォー リテール アップ アズ)」の提供を開始した。
同社は、ノーコードでアプリ開発・運用・分析を可能にするアプリプラットフォーム「Yappli」を提供する企業だ。今回発表した新サービスでは、小売・流通企業が運用するアプリをメディアと位置づけ、その一部にキャンペーンや広告枠を設置。キャンペーンの設計から広告運用までを一気通貫で支援する。
キャンペーンの設計にあたっては、利用企業の1st Party DataやYappliの機能を通じ、アプリ内広告以外にも、店頭に設置されたデジタルサイネージやSNSのリターゲティング広告などを活用。これにより、カスタマージャーニーの各フェーズに沿って適切なプロモーションを実現する。
その他、ユーザーの購買意欲を向上させる仕組みも提供。仕組みの一例としては、ユーザーの回答次第で結果が分岐し、結果別で商品をお勧めする「診断コンテンツ」や、売り場の回遊性向上につなげる「スタンプラリー」などがある。
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