5月24日、アドビは画像生成AIの「Adobe Firefly」機能を有する「ジェネレーティブ塗りつぶし(英語名:Generative Fill)」をAdobe Photoshopに搭載することを発表した。
同機能は、クリエイティブとデザインワークフローにおいて、簡単なテキストプロンプトを使い、数秒で画像へコンテンツを追加・拡張・削除できるもの。遠近感、照明、イメージのスタイルを自動的にマッチングすることで、素早い作業が可能になる。なお、「ジェネレーティブ塗りつぶし」機能の日本語入力は後日対応予定。
Adobe Fireflyは、Adobe Stockに収録されている数億枚のライセンス取得済み画像でトレーニングが行われている。そのため、商業利用可能な画像を生成するように設計されており、他のクリエイターやブランドのIP(知的財産)を侵害するようなコンテンツの生成は行わない。また、「ジェネレーティブ塗りつぶし」は「生成レイヤー」にて生成されるコンテンツになるため、 元画像に影響を与えることなく、 必要に応じて簡単に元に戻すことも可能だ。
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