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業界最新動向:MarkeZine注目ニュースまとめ

電通グループ4社、2030年までに起こり得る未来トレンド「電通未来曼荼羅2023」を発表

 毎日更新される広告・デジタルマーケティング関連の最新ニュースから、注目を集めたトピックスをまとめて紹介する本連載。今回のランキングでは、電通グループ4社が「電通未来曼荼羅2023」を発表したニュースが1位となった。その他、ランキングから注目のトピックを紹介する。

※本記事は、2023年6月25日刊行の『MarkeZine』(雑誌)90号に掲載したものです。

MarkeZine掲載ニュースから調査記事を除き編集部が独自に算出(2023年4月11日~ 2023年5月10日)
MarkeZine掲載ニュースから調査記事を除き編集部が独自に算出(2023年4月11日~2023年5月10日)

中期未来予測ツール「電通未来曼荼羅2023」

 4月27日、電通デジタルと国内電通グループ3社は共同で、2030年までに起こるとされるトレンドをまとめ、未来起点の経営戦略立案や新規事業、サービス開発に活用できる中期未来予測ツール「電通未来曼荼羅2023(以下、未来曼荼羅2023)」を提供開始した。

 「電通未来曼荼羅」は、国内電通グループが2010年に開始したもの。トレンドテーマを「人口・世帯」「社会・経済」「科学・技術」「まち・自然」の四つに分類し、それぞれの概要、データ、関連トピック、未来にもたらす変化、重要な視点をまとめている。

 未来曼荼羅2023では、時代の変化に合わせて前年度版から21のテーマを追加。「α世代の新しい価値観と教育」「週4日勤務制(週休3日制)の普及」「美容のハイパーパーソナライズ」などを取り上げている。

大規模言語モデルを活用したマーケティングプラットフォーム

 アイレップは、ChatGPTを含む大規模言語モデル(以下、LLM)を活用し、デジタルマーケティングを効率化・高度化する新たなプラットフォーム「IREP LLMs PLAYGROUND」の運用を開始した。アイレップではこれまでもLLMの活用を進めてきたが、より一層の利活用を促進するため、同プラットフォームの運用を開始。マーケティングプランニングの分析アシストや、運用型広告のレポーティング分析に同プラットフォームを活用している。

「LINEヤフー」の商号発表

 Zホールディングスは4月28日にLINE、ヤフーと合併後の商号を「LINEヤフー」にすると発表した。2023年10月1日付けで新社名となる。合併の目的については「今後、よりプロダクトファーストの組織体制とし、経営統合によるシナジーの拡大を加速させるため」「2023年度以降の持続的な利益成長のため」「未来創造に向けた投資原資を得るため」としている。

ChatGPTのAPIを統合したBoxの新機能

 クラウド型のコンテンツ管理プラットフォームを提供するBoxは、ChatGPTのAPIを統合した新機能「BoxAI」を発表した。同機能は、格納されているデータ内の情報検索や、コンテンツ作成を支援するもの。ユーザーはドキュメントに関する質問をしたり、スプレッドシートから重要な情報を引き出したり、プレゼンテーションを要約したりすることができる。

 また、ドキュメント作成ツール「BoxNotes」上で、格納されている情報を基にしたコンテンツの作成も支援。ニュースレターやブログ記事の原稿をはじめ、キャッチコピー、キャプション、アジェンダ、マニュアル、報告書の効率的な作成を実現する。なお、同機能は今後Boxの製品群全体に組み込まれる予定だ。

ヤフーのデータクリーンルーム

 ヤフーはトレジャーデータと連携し、データクリーンルーム「Yahoo! Data Xross(ヤフーデータクロス)」の提供を開始した。同サービスでは、トレジャーデータの顧客データ活用サービス「Treasure Data CDP」内に格納された、デジタル広告・メール配信・アプリプッシュ通知の履歴などを、ヤフーが保有する購買意向・興味関心などのデータを用いて分析可能にする。分析結果は統計データとして扱われるため、利用企業は個人を特定することなく閲覧できる。

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2023/07/03 09:30 https://markezine.jp/article/detail/42545

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