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不正クリックを防いでプロモーションを効率化 KDDIがCHEQで実現する“届けたい人に届く”広告運用

「Customer Acquisition Security」でリスティング広告のCPAを改善

──「Customer Acquisition Security」導入の具体的な狙いをお聞かせください。

 個人的なマインドで言うと「メディアの見える化」を狙っていましたが、社内での狙いを一言で言うと加入プロモーションの効率化ですね。

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 以前から当社では、主にディスプレイ面において、他のアドベリフィケーションツールを活用していました。ただ、リスティング広告担当になって改めてわかったのですが、リスティング面とディスプレイ面では意識すべきことが全然違うんですよね。これまでの対策環境にCustomer Acquisition Securityを追加したのは、リスティング広告にも強みがあるサービスだったからです。

 リスティング広告ではCPAが非常に重要である中、リスティング広告の検証に強みを持つCustomer Acquisition Securityで不正クリックを防げばCPAを下げられるという期待がありました。

不正クリックを防ぐことで加入の促進を効率化

──Customer Acquisition Securityを使ったことでどのような効果がありましたか?

 「au」「UQ」「povo」の全ブランドのリスティング広告に導入し、不正クリックの除外に使用しています。不正クリック数を知る仕組みがあるおかげで、CPCを使って逆算すれば、無駄撃ちにならずに済んだ広告費が試算できるのは大変助かりました。このように導入による費用対効果が見えるのは、社内で導入メリットに対する理解を得やすかったですね。

──具体的にはどのような効果がありましたか?

 効果としてもツール導入にかかった費用を大幅に上回り、数百万単位で広告費を削減できているなど、非常に良い結果が出ています。

 実際、導入費用に対して導入による効果で削減できた金額は平均で約4倍となっています(2022年8月-2023年5月の実績から概算)。

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Customer Acquisition Securityの導入費用と導入による効果でKDDIが削減できた金額を比較したグラフ(2022年8月-2023年5月の実績から概算)

 また、複合的な要因はありますが、前年度と比較してオンラインショップでの加入件数も全体的に上がっています。商材によっては300%、良くないときでも200%に上がっているものもあります。理論上、使う予算が決まっている中でCPCやCPAが下がれば、加入件数が増えますよね。こうして届けたい人に正しく広告を届けられるようになったことで、得られた結果は大きいと思います。

 アドベリフィケーションツールと言うと「不正なものを防ぐだけ」といったイメージがありましたが、実際に結果を目の当たりにして、不正を防ぐことで加入プロモーションを効率化でき、加入件数の増加にもつながることがわかりました。

 加えて、手間がほとんどかからないことにも驚きました。Customer Acquisition Securityはリアルタイムの不正トラフィック検出のほか、月ごと・四半期ごとのレポートの共有など、都度連絡の手間もなくほぼ全自動的に対応いただけるので、人的コストを割く必要がありません。

 その上、CHEQ の日本にいるカスタマーサクセスのご担当者さんと広告代理店のご担当者さんが連携し、しっかりと成果を見えるようにしてくれているおかげで当事者意識も醸成されるので非常に助かっています。

──Customer Acquisition Securityの導入後、現場や社内からはどんな反応がありましたか?

 これだけコストが下がって加入効率が良くなったことに対して社内からも驚きの反応がありました。

 一方で今後について継続する必要はなくなるのではないかといった反応もありました。これは、Customer Acquisition Securityは一度ブロックしたIPアドレスはブロックしたままにしてくれることに起因しています。そのIPアドレスから再び不正クリックされることはないため、単純に考えれば不正クリックはどんどんなくなっていくと考えることができます。そうなるとCustomer Acquisition Securityをこのまま使い続けても、効果はもう期待できないのではないかといったものです。

 ただ、不正アクセスを行うユーザーも同じIPアドレスをずっと使い続けることはありません。彼らがCookieやユーザーエージェントの情報を変える動きも実際に確認しています。一度ブロックしたユーザーがそのような形で次々に帰ってくるかもしれません。そういった点から、継続することに意味があると考えています。

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対策を始めるなら「守るべき広告」の把握から

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この記事の著者

和泉 ゆかり(イズミ ユカリ)

 IT企業にてWebマーケティング・人事業務に従事した後、独立。現在はビジネスパーソン向けの媒体で、ライティング・編集を手がける。得意領域は、テクノロジーや広告、働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:チェク・ジャパン株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2023/08/07 10:30 https://markezine.jp/article/detail/42765

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