Domain Hacks(ドメインハックス)
このDomain Hacksというサービスは、ある単語を入力すると、その単語を過不足なく使ったドメイン名を、世界中の国や地域のトップレベルドメインを駆使して提案してくれるというサービスです。
僕のブログでは2005年の10月に紹介していますが、その後もいろいろなところで紹介されていて、活用されているようです。

例として、"akimoto"という単語を入れてみましょう。すると、".to"というトンガのドメインを使った akimo.to という提案をしてくれます。

他にも、サブディレクトリ名と組み合わせることで http://aki.mo/to/ (マカオのドメイン)などのドメインも提案してくれます。
ここの検索結果では、そのドメインが空いているかどうかまでは教えてくれませんが、ドメインの登録情報を調べるWhoisサービスへのリンクや、それぞれの国のドメイン管理者の情報などへのリンクが表示されるので、それを辿って、実際にそのドメインが空いているか、ドメインを取るにはどこへいけばいいか、という情報を調べることができます。
このサービスは、人力で調べるとたいへんな時間がかかりそうな作業を、プログラムの力を使って簡単に提供した、という点ですばらしいですね。ドメイン名以外に似たような問題があるかどうかはちょっと思いつきませんが、もしそういう問題があったら、このような視点の変更や語呂合わせをサポートするツールを提供することで今まで売れなかったものを売り込んだりできるのではないでしょうか。
deliciousドメインの顛末
さて、トップレベルドメインをうまく活用したdel.icio.usですが、その後サービスの大成功を受けてYahoo!に買収されます。また、最初は入手することができなかった"delicious.com"も、強化された資本の力で手に入れてしまいました。
そうなれば、"delicious.com"のほうが覚えやすいし、ブラウザによっては".com"を入れなくてもアクセスできるので切り替えてもいいように思うのですが、ユーザがあまりに"del.icio.us"という変な表記の方に慣れたせいか、わざわざ
delicious.com → del.icio.us
の転送を行なっています。面白いですね。