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Z世代×企業で語り合うサステナビリティと次世代のコミュニケーション

サステナブルな社会に必要な「お金」との向き合い方──りそなHDとZ世代の鼎談【前編】

Z世代が感じる「金融教育」の不足と今後のニーズ

──金融教育についてはいかがでしょう。皆さんは学校で習ったことがありますか?

高橋:私の場合、高校の時も大学の時も機会がありませんでした。

江藤:私は高校1年生の時に現代社会の授業で少し習いました。といっても「自分の推し株について調べてみよう」というテーマでリサーチし、プレゼンするようなプロジェクトでしたが、そこで様々な株について学びました。私が好きな大手スポーツ会社の株情報などについても深く知ることができて、楽しい良い経験だったと思います。

 金融教育に関しては、もっと幼いころから学ぶ機会があれば良いなと思います。私は米国で10年を過ごし、中学2年生の時に帰国して、これから海外の大学に進学する予定なのですが、海外で1人暮らしをして、お金の管理をして保険に入って、アルバイトもして——ということになると「お金の知識もあまりないし、少し大変になりそうだな」と感じています。幼いころからお金について身近なものとして考えていけるような教育システムがあると良いなと思いました。

教室のイメージ
©studio11japan – stock.adobe.com

高橋:私はお給料をいただくようになって資産運用について考え始めました。何もわからない状態から少しずつ学んではいますが、やはり小学生の時から資産運用や株について学ぶ機会があると良いなと思います。ただ、小中学生はお金をそもそも持っていないので、刺さる内容にするのは難しいかもしれません。

初めての銀行口座を選んだ要因 地域や親の考えと関連

──大学生はアルバイトをしますし、社会人の方は給与振込のために銀行口座をお持ちだと思いますが、高校生のお二人はいかがですか?

服部:はい、地元の地方銀行の口座を持っています。

江藤:私も一応口座は持っていますが、すべて父が管理しています。

──なるほど。特に大学生、社会人では口座を開く金融機関をご自身で選んだかと思うのですが、皆さんはどのような基準で選んだのでしょうか。何か、その金融機関の理念や社会的な取り組みなども見ながら選びましたか。

服部:私の場合、地元の銀行ということで大分銀行を選びました。高校生だと、やはり自分の地域にある地方銀行を選択すると思います。

 これから進学するに当たり、福岡に行こうと考えているのですが、その場合どこに口座を開くかは決まっていません。両親に相談すると、ゆうちょ銀行が全国どこでも利用できるので便利ということで検討中です。

瀧:私もゆうちょ銀行の口座を持っています。もう1つ、地元銀行の口座もありますが、やはり日本全国どこでも利用できる利便性がゆうちょ銀行のメリットでした。転勤が多い仕事なので、やはりどこでも自由に使える点が魅力で、利子うんぬんよりも自由度の高さを重視して選びました。

高橋:それでいうと、私は三菱UFJ銀行(以下、UFJ)です。大学内にUFJがあって利便性がいいこと、手数料がかからない点が魅力でした。銀行もずっと貯蓄するというよりは、引き落としもありますし、投資用に別の口座に送金することもあるので、送金が便利な口座がいいなと思いました。

日野原:私は地元が埼玉なので埼玉りそな銀行を利用しています。両親が使っていたというのも大きな理由です。

江藤:私の場合、“親が銀行”のような状態なので、これから進学先の国にある銀行を調べることになりそうです。

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この記事の著者

岩崎 史絵(イワサキ シエ)

リックテレコム、アットマーク・アイティ(現ITmedia)の編集記者を経てフリーに。最近はマーケティング分野の取材・執筆のほか、一般企業のオウンドメディア企画・編集やPR/広報支援なども行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

ひろもり(ヒロモリ)

某企業マーケティング系部署で主にデジタル系プランニングを担当した後、現在はCSR系部署に在籍中。ご連絡はこちらから。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2023/10/19 07:00 https://markezine.jp/article/detail/43017

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