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SNS起点で生まれるマーケティングトレンド

「コスパ思考の加速」「血色感リップが主役」 2023年秋の美容トレンド予測

ヘアケアは暗め艶カラーとホームケアが重要に

 最後に、ヘアケアについてです。秋ならではのトレンドとして、「黒髪」というキーワードが表すように、メイクアップ同様、季節を感じる暗めのヘアカラーへの関心が増加します。また、昨年秋は「乾かす」「ブラッシング」「冷風」「習慣」といった、自宅でのヘアケア習慣を想起させるキーワードが頻出しています。

 X上では、正しい手順でのホームケアを習慣化することが美髪には重要だという投稿が多く発信されており、「艶/ツヤ」というキーワードは今年の夏も共通して出現していますので、艶髪をキープするための自宅でできるヘアケア習慣作りへの関心が高かったと考えられます。

 これらを踏まえ、2023年秋のヘアケアのトレンドは以下がポイントになると予測します。

・秋冬のイベントに向けた暗め艶カラーのヘアスタイル

・サロン帰りの艶髪をキープする日々の正しいホームケア習慣

2023年は外出機会増加と物価高の影響を反映したトレンドに

 以前の記事では、コロナ禍で2023年夏の美容市場のトレンドは「飾る美容から素材改善美容へ」と大きく変化すると予測しました。そして、2023年夏は、マスクをせず外出する機会が増加したこともあり、「飾るのではなく艶と陰影で自然に盛る全顔メイク」がトレンドとなりました。

 スキンケア・ヘアケアにおいても、コロナ禍で見られたケア意識の高さは続いており、自宅でのケアの正しい方法や、毎日使える価格帯のアイテム情報が関心を集めています。こういった流れは、続く物価高の状況が後押ししているとも思われ、ケアアイテムにおけるコスパ思考は、今後も続いていくと考えています。

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この記事の著者

奥村 咲香(オクムラ サキカ)

スパイスボックス Social Insight Lab.アナリスト
 プロデューサーを経て、スパイスボックス独自のSNSデータを活用した、SNSアカウント運用・オフライン統合施策・新規事業立案などを目的としたプロジェクトにおけるデータ活用・戦略立案に参画。現在はナショナルクライアントを中心に、各SNSプラットフォームを...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2023/09/21 09:00 https://markezine.jp/article/detail/43437

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