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“相似形”で考えよう!マーケティング脳を鍛える10のレッスン

レッスン1 あなたの旅のゴールとは? ~“マーケティングの旅”に出かける前の準備体操~

ゴール設定のススメ

 孫悟空の長旅と、これから皆さんが旅立とうとしているマーケティングの旅には共通点があります。マーケティングとは、「ゴールを目指す競争、競争相手とのレース」ともいえます。しかし、長いマーケティングの旅に出かけてみると、目の前の問題点に悩み視野がせまくなってしまったり、場当たり的な思考をするように陥ってしまったりしがちです。そのようなことを避けるためには、まず、ゴールを設定し、忘れないように明文化しておくことが非常に大切です。迷ったときに、確認できる道しるべのようなものです。

 ただし、「設定したゴールは、未来永劫守られるべき絶対的な存在ではない」ということを理解しておくことも重要です。むしろ、旅の途中で気付いたことをその都度、反映させ、見直すべきものは勇気をもって見直すことが非常に有意義なことなのです。

 孫悟空の場合、彼が旅の途中で、菩薩の本来の意図に気付いたならば、旅における彼のミッションも以下のようにより本質的なものへと変化していったことでしょう。

本当のゴールにたどりつくために、その過程でのミッションは変化する。

 このように、ゴール設定が明確になるにつれて、孫悟空のやらなくてはならないこと(=彼に課されたミッション)も、より鮮明になっていることに注目してください。それぞれの過程において、孫悟空がどんな役割でどんな行動をしていかねばならないのかが、ゴールの記述を確認することで、皆さんのアタマの中にイメージされませんか? 実は、この直感を生む感覚こそが一番重要なポイントなのです。

よいゴールは、発想を刺激します。
そして、その発想が、よいマーケティング活動を生み出します。

 ぜひ、皆さんが始めようとするマーケティングの旅に想いをめぐらせ、そのゴールを一度書き出してみることをお勧めします。完璧なゴールを書こうとして思い悩む必要はありません。ゴールの記述とは、気付くたびごとに「見直し可」なものですから、少しずつ磨いていけばよいのです。まずは気軽に始めましょう。(ゴールをつくることが、ゴールのようになっては本末転倒ですから。)

【レッスン 1-1】
自由な発想で、ご自身のマーケティング活動の「ゴール」を書き留めてみましょう。

次のページ
「ゴール磨き」のポイント

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この記事の著者

東急エージェンシー 神通 靖彦(ジンヅウヤスヒコ)

理系出身のマーケティング・プランナーを目指し、総合広告会社(株)東急エージェンシー入社。マーケティング局、デジタルマーケティング局などを経て、現在、ナレッジセンター所属。
広告主と一緒にマーケティング、戦略、ブランド議論などを効果的に行う新しいカタチを開発・提供中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2006/12/15 12:00 https://markezine.jp/article/detail/436

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