日経BPのマーケティング&イノベーション専門メディア「日経クロストレンド」は新市場を創造した人や画期的なビジネスモデルを構築した人を称える「マーケター・オブ・ザ・イヤー2023【地方編】」を発表した。
同アワードは今回で6回目となり、原則として2022年9月から2023年8月までに発売された商品やサービスで結果を残した人物、あるいはそれ以前の発売でも同期間に目覚ましい成果を上げた人物が対象だ。新市場を創造した人や画期的なビジネスモデルを構築した人を称え、贈られる。
今回より、地方の活性化に貢献したマーケターを表彰する「マーケター・オブ・ザ・イヤー2023【地方編】」が新設された。
大賞は、「福田刃物工業 福田恵介取締役 技術部長」が受賞。福田氏は、刃物の町として知られる岐阜県関市に拠点を置く福田刃物工業の取締役 技術部長を務め、超硬合金を使った包丁「KISEKI:」の開発者だ。
同社は約100年ぶりに消費者向けのプロダクトに挑戦し、マーケターがいない中エンジニアが試行錯誤しながら施策を展開。2022年11月にクラウドファンディングで完成品を発売すると、その切れ味や耐久性など独自の「便益」に消費者が敏感に反応し、追加分を含めた1,450本が5日間で完売した。
受賞者および受賞企業は以下の通り。
マーケター・オブ・ザ・イヤー2023【地方編】
大賞
・「KISEKI:」
福田刃物工業 取締役 技術部長 福田恵介氏
優秀賞
・「今治のホコリ【着火剤】」
西染工 商品事業部長 福岡友也氏
・「九州産本格椎茸粉」
杉本商店 代表取締役社長 杉本和英氏
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