SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第98号(2024年2月号)
特集『お客様の「ご愛顧」を得るには?』

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZine Day 2023 Autumn(AD)

CVRを維持したままメール開封率が1.58倍に!ビービットが語る、ChatGPT時代のEC運用

 2023年、あらゆるメディアで生成AI関連のニュースが飛び交い、ビジネス現場でも生成AIの活用が急速に進みつつある。しかし、EC業界においては「AIで売上が上がるのか」と懐疑的な目もあり、積極的な活用が進んでいない状況だ。その中で小売/EC業界を含めた企業の良質な“UX実現”に向けた支援を行うビービットの生田啓氏は、MarkeZine Day 2023 Autumnに登壇し「AIと向き合っていくべき」と語った。本記事では、講演の中で語られたAIの進化がECビジネスに与える影響や、事業者が今すぐ取り組むべき準備や対応についてレポートする。

生成AI、本当の勝負は「対 顧客」での活用

 「ECとAIの新しいカタチ - ChatGPT時代のEC運用」と題した本セッション。冒頭「AIは『産業革命に匹敵するインパクト』があり、使い方次第で大きな売上拡大が見込めるパワーを持っています」と語ったビービットの生田氏は、小売/EC業界におけるAI活用を考えるにあたって、改めてAIとは何か、その活用状況はどうなっているのか振り返るところから始めた。

株式会社ビービット ソフトウェア事業本部 マーケティングソリューション セールス&マーケティングマネジャー 生田 啓氏
株式会社ビービット ソフトウェア事業本部 マーケティングソリューション セールス&マーケティングマネジャー 生田 啓氏

 今やほとんどの人が知っているであろう生成AIという言葉。実際には様々な種類があるが、昨今話題のGPTは大量のテキストデータを使ってトレーニングされた自然言語処理のモデル(LLM:大規模言語モデル)に該当し、その中でChatGPTはブラウザでチャットのように使えるようにしたサービスである。

 生田氏によると、生成AIの活用は大きく3つの段階に分けられるという。第1段階は「対 個人」で、個人が生産性を向上させるための活用。第2段階は「対 業務」で、企業内の業務プロセスの品質および効率の向上に生成AIを使う。アイデアの壁打ちやエクセル集計の効率化が例として挙げられる。第1・第2段階に関しては、すでに活用アイデアも出揃っており、容易に実施できることから多くの企業が取り組んでいる。

 そして、第3段階で最も重要でありインパクトが大きいと考えられるのが「対 顧客」だ。つまり、エンドユーザーに対して提供するサービスでの生成AIの活用だ。ベンチャーキャピタルの主な投資対象となっている領域で競争が激化しつつある。この第3段階は市場原理を大きく変える可能性があり、取り組みの緊急度・難易度も高くなっているという。

生成AI活用における3段階
生成AI活用における3段階

生成AIは、ECのビジネスモデル自体を変える

 生成AIの現状を振り返った後、生田氏はECにフォーカスして話を進行。ECではどのように生成AIが使われ、ビジネスがどう変わっていくのかに関する仮説を3つの段階に分けて解説した。

 第1段階はデザインやコーディング、コンテンツ制作などの自動化が該当する。具体的にはECで使うバナーや画像、配信メールやメッセージなどをAIが生成、アイデア出しをすることだ。すでに実際に取り組んでいる企業もあるのではないか。

 続く第2段階はインターフェースの刷新。購買プロセスや商品選定がチャット形式で完結するようになったり、特定のエージェントアプリがすべての検討・購買プロセスを集約するようになったりする。

 そして第3段階は提供価値やビジネスモデルそのものの刷新など、より奥深い変化が挙げられる。たとえばECの場合、AIがユーザーの代わりに商品を選びレコメンドするため、AIに選ばれるための対策が必要となるだろう。また、制作やFAQ、サポートなどに人・コストを割く必要がなくなるため、コスト構造が大きく変わる可能性もある。

 インターフェースの刷新はコミュニケーションをスムーズにし、顧客が満足できる体験の提供に貢献する。また、ビジネスモデルの刷新によってビジネス成長のチャンスもあるだろう。スマートフォンが登場し、それまでPCでは取り込めなかった潜在顧客を獲得できたときのように、生成AIは既存顧客に対してよりリッチなサービスを提供するだけでなく、潜在顧客の新しいペインを解消し、新たな価値提供ができる可能性があるのだ。

 「ECにおけるAI活用は、現在は第1段階にあります。第2段階のインターフェースの刷新は、数年以内に起こることが考えられます。そのため、今からその変化に備えつつ、最終的には第3段階の提供価値やビジネスモデルの刷新が起こることを頭の片隅に置きながら、AIと向き合っていく必要があると思います」(生田氏)

次のページ
EC事業者がAI導入を考えるべきタイミングは?

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZine Day 2023 Autumn連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

和泉 ゆかり(イズミ ユカリ)

 IT企業にてWebマーケティング・人事業務に従事した後、独立。現在はビジネスパーソン向けの媒体で、ライティング・編集を手がける。得意領域は、テクノロジーや広告、働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社ビービット

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2023/11/17 10:30 https://markezine.jp/article/detail/43812

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング