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【特集】2024年・広告の出し先

ブランディング・パフォーマンス双方で活用進むTikTok広告の現状とアップデート

TikTok広告制作最新ソリューションとブランドセーフティを強化

 続いて、TikTok for Businessが2023年に発表したソリューションや取り組みから注目すべき2つを紹介します。

 1つ目は、TikTok広告クリエイティブ制作をサポートするソリューションとして、2023年11月に提供が開始されたセルフサービス型プラットフォーム「TikTok Creative Exchange(以下、TTCX)」です。TTCXは、TikTok for Businessがクリエイティブ制作をサポートしてくれるパートナー企業をマッチングし、TikTok広告で効果的なクリエイティブ制作を一貫してサポートするものです。

 TikTokは「縦型動画」「音声オンで再生される」などの特徴があり、他で配信している動画広告の素材をそのまま使うだけでは十分なパフォーマンスが発揮できません。とはいえ、TikTokのために新しい動画素材を作るためのコストとリソースを用意するのが難しい方も多いのではないでしょうか。

 TTCXでは、ゼロからUGC縦型動画を制作する「Net-New Standard」や既存動画をTikTokやPangleに適した動画に変換する「Remix Yoko Tate」など、日本市場向けに様々なパッケージを用意しています。

 現在、TikTok広告を出稿する場合、TTCXでのクリエイティブ制作は期間限定で無料となっており(2023年12月時点)、これまでよりもTikTokライクな動画広告素材の制作が簡単に行えるようになっています。

 2つ目は、ブランドセーフティに関する取り組みです。TikTok広告では、広告主が設定したルールに基づき、「コメントのフィルタリング」「不適切なコメントの非表示」「コメントの無効化」「簡単なダッシュボードによるコメントの分析」など、コメント管理のコントロール機能を提供しています。

 また、自社の広告が「どこに」「どのように」表示されるかを把握したいという広告主のニーズに応えるため、TikTok広告では「TikTokインベントリーフィルター」を提供しています。本機能を利用すると、広告主の広告に隣接して表示されるUGCの種類をコントロールすることが可能です。

 その他にもZEFR、IASのソリューションを用いてブランドセーフティ&スータビリティ(適合性)率を計測するなど様々な取り組みを実施しており、Trust worthy Accountability Group(TAG)から、TAGのブランドセーフティ認証およびTAGの不正対策認証をグローバルで取得しています。

重要なのは広告エンターテインメント

 最後にTikTok for Businessが発表した「TikTok広告白書」をもとに、TikTok広告を活用する際のポイントを紹介します。

 「TikTok広告白書」では、生活者の時間を尊重しながら、「自分たちが何者であるか」「どんな便益を生活者にもたらすのか」についてエンターテインメント性を持たせつつ、わかりやすく伝える「広告エンターテインメント」が必要だと解説しています。

 TikTokは「多様なジャンルのトレンド情報やエンターテインメント体験を享受する場」であり、広告に関しても「楽しませてくれる広告が多い」という回答が他プラットフォームより多くなっています。

 そのため、周りのコンテンツに馴染んでいる生活者目線のクリエイティブ作りが重要になります。これにより共感を呼ぶことができる上に、複数回接触すると短期間での消費を引き起こせる可能性が高まります。本記事は、TikTok for Businessの監修のもと制作しています。本記事が読者の皆さんのTikTok広告に関する情報のキャッチアップや広告出稿の参考につながれば幸いです。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2024/04/24 14:53 https://markezine.jp/article/detail/44401

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