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【特集】2024年・広告の出し先

1日731分もスクリーンを見ている生活者のメディア環境

コンテンツと広告の相互作用

 各スクリーンで溢れるコンテンツに触れている生活者の目や指を止め、心に留めてもらうことは容易ではない。こうしたメディア環境下で、情報の送り手はどのように生活者とコミュニケーションすればよいだろうか。

 今回の調査では、広告に対する意識も質問した。「広告の出方や内容に不快感を覚えることが多い」と回答した人は約6割。現時点では、円滑なコミュニケーションができているとは言いがたいようだ。

 加えて、「不快なサイトやアプリに広告を出している企業には好感は持てない」は約7割。好感を醸成するどころか、不快なサイト・アプリは企業に対して悪影響を及ぼす。さらに「不快な広告が提示されるサイトやアプリには好感が持てない」も7割。不快なサイト・アプリが企業に与える影響と同様、不快な広告はサイト・アプリに悪影響を及ぼすというわけだ。

 スクリーン上のコンテンツと広告には密接な相互作用がある。企業は広告の出し先を吟味することが必要であり、サイト・アプリには広告も含めて良質なコンテンツでスクリーン空間のセーフティーネットをつくることが求められる。生活者の嗜好や行動が可視化されやすいスクリーン空間だからこそ、可視化されにくい気持ちに配慮したコミュニケーションが大切なのである。「好きなものを好きなときに好きなだけ」が当たり前になった生活者には好ましくないコミュニケーションは届かないのだから。

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MarkeZine(マーケジン)
2024/04/24 14:52 https://markezine.jp/article/detail/44417

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