※本記事は、2023年12月刊行の『MarkeZine』(雑誌)96号に掲載したものです
【特集】2024年・広告の出し先
─ 2024年広告業界5つの予測。事業会社も広告会社も「改めて考える」ところからスタートを
─ CTVの利用が定着した今、改めて押さえておきたいTVerの可能性
─ 注目媒体の最新トピックス:勃興期から実運用へ。リテールメディアのリアルな現在地
─ 注目媒体の最新トピックス:LINEヤフーの発足で広告プロダクトはどう変わる?
─ 注目媒体の最新トピックス:DOOHの出稿率伸長の背景 モーメントを捉えられる唯一無二の媒体へ進化
─ ブランディング・パフォーマンス双方で活用進むTikTok広告の現状とアップデート
─ 広告プロダクト数は1年で3倍に、フルファネルで広告機能拡充を進めるPinterest(本記事)
─ 質の高い1st PartyデータとCopilotの広告で差別化を図る、Microsoft広告の現状
─ 1日731分もスクリーンを見ている生活者のメディア環境
─ 注目の媒体トピックスまとめ/リテールメディア、DOOH、Microsoft、TikTok他6媒体
広告プロダクト数は昨対比3倍に
Pinterest Japan カントリーマネージャー 成田 敬氏
1997年三井物産入社。同社情報産業本部にてインターネット・メディア関連の新規事業開発、事業投資、関係会社支援業務に従事。2008年にAOLの広告プラットフォーム事業会社であるアドバタイジングドットコム・ジャパン株式会社(現Oath Japan)に入社。同社COOとして、アドネットワーク、DSP/SSP、動画広告各事業の広告・媒体営業、事業開発、プロダクト開発を統括。2014年11月にアマゾンジャパン合同会社に入社。Amazon Advertising(広告事業本部)の営業統括部長として広告主向けの営業を統括。2017年3月に代理店事業本部長に就任し、大手広告代理店とのパートナー戦略の立案・実行、及びAmazonのプログラマティック広告事業を主導。2021年10月に Pinterest Japan のカントリーマネージャーに就任。日本市場における同社広告ビジネスの立ち上げ、事業拡大を主導。アドテック東京のアドバイザリーボードメンバーも務める。
──2023年、Pinterestはどのように広告ビジネスを展開してきましたか?
2023年はPinterestにとって、グローバルでも日本でもビジネス展開を加速させる大きな年になりました。Pinterestをこれまで以上に使いやすく、購買意欲をそそる、行動しやすいものにするために取り組んできています。
具体的には、広告主の皆様がより多くのオーディエンスにPinterestでリーチできるようプロダクト開発に注力した結果、リリースした広告プロダクトの数は昨対比で3倍となりました。特にローワーファネルのプロダクト開発に力を入れてきました。
また、アッパーファネルの強化も進めており、検索画面とホーム画面に表示されるインパクトの大きい動画ソリューション「プレミアスポットライト」を日本でも発表しました。先行してご利用いただいている広告主様からは良い反応を得ています。プレミアスポットライトのようなアッパーファネルのプロダクトから、これからローンチされる予定の「ショッピング可能な動画」のようなローワーファネルのプロダクトまで、フルファネルの動画ソリューションを提供しています。
広告主の皆様が消費者に効率的にリーチし、発見から意思決定、購買・行動までポジティブな環境で導くことができるようにすることが私たちの目標です。Pinterestは、オープンマインドかつ購買意欲の高い消費者と広告主の皆様をつなぐプラットフォームです。私たちは今後も、購買意欲の高いユニークなオーディエンスにアプローチできるショッピングソリューションの提供と、フルファネルに結果を出すプラットフォームであるよう注力していきます。