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IPG メディアブランズジャパン、生活者が優先的に接触するメディアを調査　若年層は終日SNSを利用

2024/02/02 07:45

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　マッキャンエリクソンなどを傘下に持つインターパブリック・グループのグローバルメディアグループであるIPG Mediabrands Japan（以下、IPG メディアブランズジャパン）は、「Media in Mind 2023 デジタルメディア調査」を実施した。

　同調査は生活者のデジタルメディアにおける利用実態や意識を明らかにすることを目的に、2005年から毎年行っているもの。2023年度調査では、日常の生活場面における「スキマ時間（空き時間）」で優先的に接触するメディアについて聴取した。

若年層はデジタルに接触、40代以上はテレビを視聴

　まず、「起きてすぐ」「通勤通学中」「自宅でくつろいでいる時」「食事中」「寝る前」の5つの生活場面において、スキマ時間で優先的に接触するメディアを聴取。4つの年代別に見ると、若年層ほどデジタルメディアに接触し、40代以上はテレビを優先して視聴していた。

年代・生活場面別　優先的に接触するメディア（生活場面ごとに単一回答、SNS・動画配信は合算、クリックして拡大）

　15～19歳と20～39歳は、起きてすぐから寝る前まで一日を通してSNSを優先的に閲覧。起きてすぐにはLINEを利用し、自宅でくつろいでいる時以降はYouTubeを中心に視聴していた。SNSやYouTubeを優先的に利用する傾向は、20～39歳よりも15～19歳が顕著に表れた。

　一方40代以上は昼夜を問わずテレビを優先的に視聴し、特に60～74歳の食事中では4割を超えた。また40～59歳は、寝る前にはYouTubeをテレビと同じくらい優先的に視聴する傾向が見られた。

10代は自宅でTikTok、通勤通学中に音楽／音声配信サービスを利用

　優先的に接触するメディアを詳しく見ると、起きてすぐから通勤通学中は全体としてSNSを使う傾向があり、帰宅後はYouTubeやテレビに優先的に接触していた。15～19歳は自宅でTikTok、通勤通学中に音楽／音声配信サービスを、60～74歳は終日にわたってニュースアプリ／サイトを優先的に利用していた。