インテージは、全国消費者パネル調査「SCI(エス・シー・アイ)」をリニューアルし、新しいデータサービスの提供を開始する。
同社は専用のスマートフォンアプリを用い、調査モニターが購入したレシート明細情報と購入商品のバーコード情報をスキャニングし、データ化する調査方式に変更。これによって回答漏れが低減し、データ品質を強化する。
また、データの収集範囲を購入した全バーコード付き商品へと拡大。これまで範囲外だった生鮮・惣菜などのデータサービスも、2024年4月以降を目途に順次提供を開始していく。さらに、2025年1月よりサンプルサイズを現行の5万人から7万人規模へ拡大する予定だ。
今後はインテージグループであるリサーチ・アンド・イノベーションの「CODE」と「SCI」双方の購買ログデータやサービスの統合活用を推進し、新たな価値ある顧客体験の創造やユーザー育成を行う新サービスの提供も段階的に進めていく。
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