電通は、SNSなどのマーケティング活動で使用するマンガ・アニメ風の動画を作成できる「MAFA(マーファ:Manga Anime For All)」を開発した。
漫画家やイラストレーターとともに企業やブランドに合致したキャラクターを開発し、そのキャラクターを3DCG化して「MAFA」に取り込み、モーション・吹き出し・背景などを選択してメッセージを入力することで、オリジナルのマンガ素材・アニメ素材を作ることができる。既存のキャラクターの活用も可能だ。
同ツールは、ゲッティイメージズ ジャパンが提供する「生成AI by Getty Images」を搭載。「生成AI by Getty Images」はゲッティ イメージズのライセンス取得済みのクリエイティブライブラリ画像(独占プレミアムコンテンツを含む)のみを使用してトレーニングされており、これによって動画の背景を商用利用が可能な形で生成できる。
当面は、電通が顧客企業向けのサービスに同ツールを活用し、コミュニケーション展開を支援。2025年以降は、企業や一般向けサービスとして公開・提供していく予定だ。また企業1社が「MAFA」を使用するごとに、社会貢献活動を行うNPO1社が無料で「MAFA」を活用できるような取り組みも実施し、マンガ・アニメの裾野拡大を図る。
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