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第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

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白メガネ野崎が突撃!次世代のトップランナーに聞く新時代のキャリア形成

短期転職も場合によってはOK?Algoage成田さんに学ぶ、やりたいことに関わるためのキャリア形成


 本連載では、広告・マーケティング・インターネットサービス業界に特化し、約7,000人の転職や副業のキャリア設計支援を行ってきたホワイトグラッシーズ代表取締役CEOの野崎大輔(白メガネ)さんが、同領域で活躍中の業界人が歩んできたキャリアを聞き出しながら、人生100年時代におけるキャリア設計のヒントを探ります。今回は、ソフトバンクやサイバーエージェント、Rettyを経て、Algoageにて現在はDMMチャットブーストCVの事業責任者をしている成田さんのキャリアから、短期間の転職でもキャリアを形成する秘訣を探ります。

20代で新規事業開発と既存事業の戦略立案を担う

野崎:本日はAlgoageの成田さんにお話をうかがいます。まず、Algoageの会社概要と現在の職域を教えてください。

成田:AlgoageはDMM.comのグループ会社で、「DMMチャットブーストCV」というチャットボットを活用して新規顧客獲得を支援するマーケティングソリューションを提供しています。ポストCookieが囁かれていますが、LINEを活用しているため、顧客と直接つながれてナーチャリングすることもできます。

株式会社Algoage 事業責任者 成田 穂高さん

 その中で2024年3月より事業責任者をさせていただいております。チャットボット関連のソリューションは競合も多く、その中でプレゼンスを高める戦略が必要です。事業戦略や営業戦略の策定も実施しておりますが、現在はお客様と直接話す機会も意図的に多く作るようにしております。

野崎:1人で複数の役割を複数担っている上に、会社の意思決定にも関わる重要な仕事をしていますよね。しかもまだ30歳とのことで、こういった事業にコミットしたキャリアを描きたい若手にとっては憧れのキャリアの1つと言えます。

若いうちの挫折はメンタルを強固にする

野崎:では、そんな成田さんがどのようにキャリアを歩んできたのかお聞きし、若手マーケターに役立つポイントを探ります。幼少期や学生時代から振り返りたいのですが、どんな少年だったのですか?

株式会社ホワイトグラッシーズ 代表取締役CEO 野崎 大輔(白メガネ)さん

成田:ひたすらバスケットボールに打ち込んでました。小学校3年生から始めて、小学校5年生には全国大会に進出し、中学生以降も全国大会で3位になったこともあり、高校も全国クラスの名門校に入学しました。

 でも、高校では人生で一番しんどい思いをしました。1年生も試合にほとんど出られず、出られたとしても結果が残せない。結果、3年生になってもスタメンになることはありませんでした。

野崎:中学生まで第一線を走っていたところが、急にベンチになってしまうのは相当辛いですね。その挫折は今の社会人生活にも活きていますか?

成田:活きてますね。人生で一番つらい思いをしているので「あの時に比べれば」と思えるようになり、しんどいという感覚は社会人になってからほとんどなかったです。

野崎:社会人をしていると誰しも辛い瞬間が訪れますが、それを上回る学生時代の挫折が、成田さんの成長の源泉になっているんですね。

 優秀な若手マーケターの方を見ると、社会人の初期までに強靭なメンタルを身に付ける挫折や失敗をしているケースが多いです。その苦しさが後のキャリアアップにつながっているはずなので、時代は令和ですが辛いことにも向き合う経験もやはり必要だなと感じます。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2024/09/09 11:05 https://markezine.jp/article/detail/45229

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