体験を損ねない広告枠で収益は約5倍に伸長
──マネタイズの成果はいかがでしょうか?
中村(ANA X):MAXの導入後、一日あたりの収益は約5倍に伸長しました。AppDiscoveryでユーザー獲得キャンペーンを開始してからは、アプリのユーザー数が増加したこともあり、さらなる収益の伸びを実感することができました。
中村(ANA X):広告マネタイズはANAグループにとって初の試みです。そのため「以前からANAを利用してくださっているお客様は、広告の存在にメリットを感じられないのではないか?」「抵抗を示されるのではないか?」という不安がありました。
その点、MAXには広告の視認性をコントロールできる「Ad Review機能」が搭載されているから安心でした。事前に望まないカテゴリをブロックをしていても、こちらの意図しない広告が表示される可能性は残るものです。ANAグループのアプリ内に広告を表示する以上、品質の妥協はできません。配信後にクリエイティブを確認できるこの機能は、導入の決め手でもありました。
佐藤(AppLovin):ユーザー体験を阻害せずに広告枠を実装できている点が、今回の収益拡大につながっていると思います。どこに広告枠を配置し、どの程度の頻度で表示させればユーザーの方にアプリを楽しんでいただけるか。この点を重点的に議論しながらサポートさせていただきました。
佐藤(AppLovin):また、MAXのA/Bテスト機能もフルに活用いただきました。ユーザーをA群とB群に分け、収益性の高い設定をテストして見極めていただけるものです。この機能を活用いただくことで、広告収益の最大化を実現できたと思いますし、UI/UXと収益最大化の両方を実現できたことが、松田様のおっしゃったユーザーの継続率の高さにも貢献しているはずです。
ゲームアプリだけじゃないAppLovinのカバー領域
──最後に、各社の展望をお聞かせください。
中村(ANA X):ANA Pocketを通じて、移動の楽しみをユーザーに感じていただきたいです。当社は航空会社ですが、ANA Pocketでは徒歩や自動車での移動に対してポイント付与率を高く設定するなど、エコや健康につながる取り組みも進めています。今後もアプリ内の体験を充実させつつ、ユーザーの獲得にも努めることで、広告収益の最大化も目指していきたいです。
松田(ANA X):ANA Pocketに蓄積されたデータの活用にも取り組みたいと考えています。当社は移動データのほか、「ここを訪れた方はあそこで買い物をする傾向がある」などのデータも保有しています。これらのデータを活用して、地域活性化や新規ビジネスの創出にトライしていきたいです。
佐藤(AppLovin):「AppLovin=ゲームアプリのアドネットワーク」というイメージを抱いている方は多いかもしれませんが、配信先のメディアがANA Pocketのような非ゲームアプリであるケースは非常に増えています。今回の記事をきっかけに、より多くの方にAppLovinを試していただきたいです。
今回お伝えした機能のほかにも、当社のプラットフォームでは様々な機能を提供しています。たとえばAppDiscoveryとMAXを併用いただければ、広告収益につながるユーザーを効率良く獲得する「Ad ROAS」の機能が利用可能です。これからもアプリの収益化や新規ユーザーの獲得につながる機能をご提案していきます。
また、これまでは主にゲームアプリで行われていた広告マネタイズですが、昨今はANA Pocketのように広告マネタイズを行う非ゲームアプリが増えており、ご相談も数多く頂戴しています。当社では国内外の成功事例やユーザー動向、マーケットの傾向を把握しているため、幅広いジャンルのアプリを支援することが可能です。「アプリ内広告で収益化を実現したい」「ユーザー体験を守りつつ収益を最大化させたい」と考えるアプリデベロッパーの皆様に、広範囲のサポートを続けていきます。
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AppLovinでは、ゲーム・非ゲームのジャンルを問わず、モバイルアプリの収益化・ユーザー獲得を支援しています。ご興味のある企業のご担当者様は「jp@applovin.com」までお気軽にお問い合わせください。