カタリナ マーケティング ジャパンは、同社の持つ実購買データを用いて「ジェンダーレス消費」について調査。2022年3月～2024年3月の期間にて、スーパー／総合スーパー／ドラッグストアにおけるメンズコスメの消費動向をまとめ、公開した。

メンズコスメ市場、カラーリップやファンデーションが前年比で伸長

　まず、売り上げ（数量）成長率をコスメカテゴリー別に見ると、男性は「カラーリップ（前年比+19％）」「ファンデーション（前年比＋15％）」が大きく伸長した。

　直近1年のメンズコスメの配荷状況を実購買データで見ると、化粧品カテゴリー全体では配荷率（カタリナネットワークにて販売実績のある店舗の割合）が8割超に。商品グループ別では化粧水と乳液が上位となり、配荷率はいずれも79％だった。

商品別売り上げは化粧水が上位を占める結果に

　次に商品別購入ランキングを見ると、上位は化粧水が多くランクインする結果となった。

　横軸に購入者数、縦軸に購入者一人あたりの購入数量を取ったバブルチャートを確認すると、右上への移動が起こった商品、つまり成長の勢いがある商品グループは、ファンデーションとカラーリップだった。この2グループは売り上げ（数量）や購入者数の増加に加え、一人あたりの購入数量も増えていた。

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