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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

BtoBマーケティングの打ち手を再考する

自社の強みを知りたいBtoB企業こそ顧客参加型イベントを!プレイドに学ぶ、コミュニティ運営の極意

3つのイベントがFriendsの成長ステップに

松田:1~2ヵ月に1度弊社オフィスで主に開催しているKARTE Friends Meetupは、KARTE活用事例の紹介と情報交換の場としてFriendsをお招きしているものです。2部制で、1部はFriendsによる活用事例の発表やプレイドからの機能紹介、2部はFriends同士で交流するプログラムにしています。

プレイドのオフィス内の芝生で、軽食をつまみながら団らんするMeetupの様子
プレイドのオフィス内の芝生で、軽食をつまみながら団らんするMeetupの様子。時期に合わせて開催内容をアレンジしており、年初のグループディスカッションでは、色紙に「今年の抱負」を書いて発表した

松田:KARTEのプロダクト別や、Friendsの業界別、地域別で交流イベントを行うなど、話が盛り上がるように開催コンセプトを工夫しています。Friendsは、この場で得られた事例や知識を社内に持ち帰って共有することで、理解を得られて仕事をしやすくなる面があると思います。

 またFriends同士の交流だけでなく、プレイドのメンバーも参加するので、Friendsから直接ご意見をいただきサービス改善につなげる機会にもなっています。

川久保:Friendsのステップとしては、まずはKARTEを使いながら学び、時にチャットサポートで質問をしていただきます。理解が深まったら、イベントレポートやインタビューで他社の活用事例を見て、その上でMeetupに参加して情報交換の場として活用してもらいます。そして取り組みを重ねたら、Meetupでの登壇やインタビューで自社の活用事例を紹介いただき、さらにKARTE CX ConferenceやKARTE Friends THANKS DAYのほか、MarkeZineのようなメディアが主催するイベントに登場するといった流れができています。お仕事をご一緒する中で、Friendsに活躍していただくことが我々としての理想ですね。

株式会社プレイド Communication Director/CX BOOST事業責任者 川久保岳彦氏
株式会社プレイド Communication Director/CX BOOST責任者 川久保岳彦氏
コミュニティ運営メンバーの一人であり、『XD MAGAZINE』の編集長も務める

イベントはプレイドの「強み」を教えてもらう場でもある

川久保:コロナ禍になる前の2019年はMeetupだけで17回開催していたのですが、翌年にオンラインに移行したところあまり盛り上がらず、コミュニティ運営チーム自体も一度解散となりました。

 Friendsたちとリアルに交流する場がなくなった結果、我々の強みだった密なコミュニケーションをベースにした文化や会社のあり方が弱くなった実感がありました。

 基本的に、我々の発想は「顧客にとって何が必要だろう?」と考えることが起点になります。当たり前かもしれませんが、BtoBのサービスにおいては機能そのものではなく、「その機能でこんな課題を解決できた」という顧客体験こそが重要です。つまり、KARTEの価値は実際に活用した顧客の声から生まれると言えます。

 その意味で、オフラインのイベントは自社のサービスの価値や強みを教えてもらえる貴重な場です。Friendsが語るサービスの強みは、導入を検討している企業に向けたセールストークとしても強力なため、オフラインのイベントを続ける必要性を感じています。

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コミュニティ運営の方針とKPIは

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この記事の著者

竹上 久恵(編集部)(タケガミ ヒサエ)

早稲田大学文化構想学部を卒業後、シニア女性向けに出版・通信販売を行う事業会社に入社。雑誌とWebコンテンツの企画と編集を経験。2024年翔泳社に入社し、MarkeZine編集部に所属。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2024/07/04 09:00 https://markezine.jp/article/detail/45936

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