フラーは、7月10日、同社が提供するアプリ市場分析サービス「App Ape(アップ・エイプ)」で蓄積するデータを基に、動画配信サービスやライブ配信アプリなどのエンタメアプリの最新動向や特徴をまとめた「エンタメアプリ市場調査レポート2024」を公開した。
以下、一部内容を紹介する。
エンタメアプリの数は全体の約6%に
エンタメアプリ市場の基本情報を調べたところ、すべてのカテゴリーのアプリ数が38,009個あるうち、エンタメアプリの数は約6%にあたる2,336個となった(App Apeで2024年4月にMAU500以上を計測したアプリ)。
また、1日におけるアプリの平均起動回数は、すべてのカテゴリーの平均が3.2回に対して、エンタメアプリは3.4回となった。
主要都市では動画配信サービスの利用が多い
次に、Google Playのエンタメカテゴリーおよび動画プレーヤー&エディタカテゴリーに属するアプリでMAUが一定以上のものを対象に、10の都道府県におけるMAUに占める各エリアのユーザー比率が5%以上のアプリを抽出した。
その結果、東京や大阪などの主要都市ではYouTube、TikTok、TVerなどが上位に並んだ。このことから、主要都市においては動画配信サービスが数多くのユーザーに使われていることがうかがえる。
【調査概要】
方法:フラーが提供するアプリ市場分析サービス「App Ape」による調査。国内約50万台のAndroid端末から収集したサンプルデータのうち、一定の条件を満たしたものを抽出し分析。
対象アプリ:Google Playでエンタメカテゴリーおよび動画プレーヤー&エディタカテゴリーに属するアプリを「エンタメアプリ」と定義。
対象期間:2024年4月
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