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カリスマ店長・関口むつみのこれならわかる!集客の鉄則

第1回 集客は開店前からもう始まっている(1)


テクニックに頼る前に……、覚えるべき基本!

 さて、こういった私の職務経験のどこが、どのようにネットショップ運営に役立っているか、おわかりになりましたか?一例をあげるとこのようになります。

1.売れる商品、買ってくれるお客様を徹底的に調べる
2.テーマを決めてターゲットをしぼる
3.ライバルを調べる(歯が立たないならニッチを探す)
4.売上の目標をたてる

 これはネット販売に限ったことではありません。普通に物販をする場合は考えて当然のことです。この、当然のことに目を向けず、SEOのテクニックやネット広告にばかり目がいっていませんか?モノを売るためには、まず、1の「売れる商品、買ってくれるお客様を徹底的に調べる」、いわゆる「5W1H(5W2H)」を考えることが重要になってきます。

5W2Hとは?

 たとえばあなたが売りたいと思っている商材が「フラワーギフト」だったとします。その商材でいきなりサイトを作成し始めずに、まず以下のように検証してください。

(when)その商品をいつ使う(買う)のか?
→お誕生日、ご結婚などのお祝いごと、母の日・クリスマスなどのイベントなど
(where)その商品をどこで使うのか?
 →相手に直接手渡すために、イベントの席でテーブルに飾るためなど
(who)その商品をだれが使う(買う)のか?
 →お花をプレゼントしたい人、お花を自宅に飾りたい人など
(what)何を買うのか?
 →フラワーギフト(商品)
(why)その商品をどんな理由で使う(買う)のか?
 →相手を喜ばせるため、記念に、自宅をキレイに飾りたいからなど
(how)その商品をどうやって使うのか?
 →自宅のテーブルの上、飾りつけなど
(How much)その商品をいくらで買うのか?
 →○○円

 このように、まず考えなければいけないのは、「その商品を買う人がいるのか?」ということです。その商品を買う人は、どんな理由で購入するのか、購入したらどんな風に使ってくれるのか、いくらくらいなら買ってくれるのか、一度買ったらまたいつか買いに来てくれるのか。自分がこれから売り出したいと思っている商材、もしくはすでに扱っている商材で、欲しいと思ってくれる人が思い浮かばない、利用方法が思い浮かばない、なんて商材は例え本当は売れる商材だったとしても、あなたが販売しても売れないかもしれません。逆に、実際にあまり売れない商材があったとしても、その商品をプロデュースする力があれば、その商材は絶対に売れます。

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今回の集客の鉄則

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この記事の著者

関口 むつみ(セキグチ ムツミ)

1974年東京うまれ。化粧品販売、2トントラックのルートドライバーなどの職を 経たあと、LAN設置工事や社内サーバ管理など行う。 2003年に知人のネットショップ構築を支援したことがきっかけで、インターネット通販に興味を持つ。2004年7月、開店資金5万円で、ブログを利用したネットショップ「和食器益子焼販売 楽raku」を...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2006/07/12 21:16 https://markezine.jp/article/detail/46

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