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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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【特集】Update:BtoBマーケティングの進化を追う

BtoBのブランディング、何から始めればよい?効果検証も可能なブランディング戦略の考え方【前編】

売上・利益をKGIにブランディングの効果検証を行う「ブランド・パワー」とは

 私が推奨する「BtoB企業におけるブランディング」は、自社のプロダクトやサービスの売上・利益を上げるために、自社のターゲット顧客に対して「ブランド想起」と「ブランドイメージ」を伝えていくプロセス全般を意味します。これらのブランディング活動が、営業が商談をする際のアポイントの獲得率や最終的な成約率に大きく影響してくるのです。

・ブランド想起:ブランドに対する認知の「量」と「質」を測る指標。ブランドがどれくらいの顧客に知られているかという認知の量と、ブランドを認知している顧客がブランドにどのくらいの興味を持っているか、購買の選択肢に入ることができるほどの良質なブランド認知になっているかなど、認知の質を測る指標に分かれる。

・ブランドイメージ:ブランドが、どのように顧客に認識・理解されているかを示す総合的な指標。ブランドから連想されるイメージ、たとえばBtoBのサービスであれば、「大手に選ばれている」「セキュリティに強い」「最新のテクノロジーを保有している」といったイメージの強弱を競合と比較しながら数値化していく指標。

 この「ブランド想起」と「ブランドイメージ」をベースに、ブランドに対する「顧客認識の状態」を数値化し、他社と比較できる状態にしたスコアを私は「ブランド・パワー」と総称しています(参考『ブランド・パワー ブランド力を数値化する「マーケティングの新指標」』)。

『ブランド・パワー ブランド力を数値化する「マーケティングの新指標」』(翔泳社)
『ブランド・パワー ブランド力を数値化する「マーケティングの新指標」』(翔泳社)

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この記事の著者

木村 元(キムラ ツカサ)

株式会社Brandism
代表取締役

ユニリーバに2009年に入社。約12年間、ラックスやダヴなどのブランドマーケティングを経験。国内を中心とした360°のプロモーションから、グローバルのブランド戦略や製品開発まで、幅広く従事。ロンドン本社にてダヴを担当し、グローバル全体のブランド戦略設計をリードした後、20...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2024/10/23 09:30 https://markezine.jp/article/detail/47044

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