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第106号(2024年10月号)
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MarkeZine Day 2024 Autumn(AD)

水溜りボンド・トミー、けーさんとたろーに質問!「縦型ショート動画」制作&活用のノウハウ

 縦型ショート動画が主流となった今、企業のSNS活用およびインフルエンサー起用の戦略は大きく変化している。横型動画との使い分け方、コンテンツの見せ方などに迷う企業は多い。9月に開催されたMarkeZine Day 2024 Autumnに、UUUMで執行役員の宮﨑航氏、「水溜りボンド」のトミー氏と「けーさんとたろー」が登場し、縦型ショート動画の活用やファンコミュニケーションについてディスカッションを実施。普段の活動におけるプラットフォームの使い方や差別化の工夫、自身のPR事例を基に縦型ショート動画クリエイティブを作るポイントを共有した。

インフルエンサー“コンテンツ”マーケティングへの進化を提案

宮﨑:皆さんこんにちは。今日は縦型ショート動画のトレンドや、当社が支援するインフルエンサーマーケティングについて、データとクリエイターの声を交えながら、リアルな話ができればと思っています。

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UUUM株式会社 執行役員 マーケティングパートナー/プロダクション領域 宮﨑航氏

宮﨑:UUUMは「想いの熱量でセカイを切り拓く」という企業理念を持ち、12期を迎える会社です。創業当初からクリエイターマネジメントを中心に活動し、今ではYouTubeで100万人超の登録者数を持つ91チャンネルを抱えています。我々が企業のマーケティング支援において重視しているのは「コンテキスト・ドリブン・マーケティング」というプロモーション手法です。単にフォロワー数が多いクリエイターを選ぶのではなく、クリエイターのストーリーや心情、視聴者と構築してきた関係性に寄り添う提案によって効果の最大化を狙っています。

 最近では、縦型のショート動画の重要性が以前よりもさらに増してきました。縦型ショート動画は、画面占有率の高さによる没入感やクリエイティブの影響力の大きさから、エンゲージメントが深い傾向にあり、YouTubeショート、Instagramリール、TikTokなど、それぞれのプラットフォームではユーザーの興味関心に基づいたアルゴリズムが強く働いています

 我々は縦型ショート動画と従来の横型動画の活用方法を分析しており、その再生数を“因数分解”してきました。

 横型の長尺動画はコアファンやライトファンから優先的に視聴される傾向にありますが、ショート動画はアルゴリズムの強さを活かして、いわゆる「過去ファン系」「知ってるレベル」のユーザーにまで届く傾向があります。そのため、リーチの最大化に有効なフォーマットとして位置づけています。制作する側の視点としては、ファン以外にも多くアプローチするため、トレンドを鑑みたコンテンツ設計が重要とも言えるでしょう。

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クリックすると拡大します

宮﨑:当社の目標は、コミュニケーションの最大化です。だからこそ、クリエイターのコンテンツを起点としたコミュニケーションを重視し、それを叶える機能をサービスとして整えてきました。我々は今、インフルエンサーマーケティングからインフルエンサーコンテンツマーケティングへの進化を提案しています。

SNS投稿・コメントの入念なチェックでトレンドをつかむ

宮﨑:それではここから、クリエイターとの対談を始めます。最初の質問は、トレンドをキャッチするためにどんなことをしているのか。まずは水溜りボンドのトミーさんからお聞きしたいと思います。

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「水溜りボンド」のトミーさん

トミー:視聴者やファンの皆さんのSNS、YouTubeのコメント欄など、あらゆる情報を徹底的に読み込んでいます。自分の動画とは直接関係のない投稿やコメントも含め、すべてに目を通すことで、トレンドの把握に努めています。

 トレンドを把握することは当たり前のことですが、さらに自分の動画の視聴者、潜在的に自分の動画を見る可能性のある方がどのようなトレンドに反応しているか理解することを大切にしています。各SNSには個別のレコメンド機能があり、ユーザーの好みがそれぞれ違うように見ているものも様々です。その様々な人々の興味関心が重なり合う小さな領域を見つけ、そこにコンテンツを刺していくことが、大きな爆発を生む鍵だと思います。

宮﨑:けーさんとたろーさんはいかがですか?

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(左から)「けーさんとたろー」のけーさん、たろーさん

たろー:僕たちはサラリーマンをしながら活動しているため、トミーさんほどのトレンド収集力はありませんが、TikTokやYouTubeショートを日常的に見て、その内容について2人で話し合うようにしています。

 個人のアカウントだけでは自分の趣味嗜好に偏りがちなので、4~5個の別アカウントを作成して、海外の動画や女性向けのコンテンツなど、様々な視点からトレンドを把握するよう心がけています。

 ただし、僕たちの動画の多くはトレンドに沿ったものというよりは、自分たちが楽しいと感じることやおもしろいと思うことを優先して制作しています。むしろ、「自分たちがトレンドを作り出そう」という気持ちです。

次のページ
短尺動画こそハードルを高くして制作することが差別化になる

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この記事の著者

落合 真彩(オチアイ マアヤ)

教育系企業を経て、2016年よりフリーランスのライターに。Webメディアから紙書籍まで媒体問わず、マーケティング、広報、テクノロジー、経営者インタビューなど、ビジネス領域を中心に幅広く執筆。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:UUUM株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2024/10/23 10:00 https://markezine.jp/article/detail/47049

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