電通デジタルと電通は、スマートニュースと共同で、ユーザーのプライバシーを保護しながらデータ分析ができるデータクリーンルーム「SmartNews Ads Data Pot」を構築。スマートニュースが運営するニュースアプリ「SmartNews」の記事閲読行動データなどを活用し、生活者の「モーメント」を捉えたマーケティング支援を開始した。
「SmartNews Ads Data Pot」では、企業が保有するサイト閲覧や購買データなどの1stパーティデータ、SmartNewsの記事閲読行動データや広告接触/非接触データ、電通が保有・契約するテレビ視聴データや位置情報データ、アスキングデータといった2ndパーティデータを、セキュアに統合する。これにより、プライバシー保護と企業のマーケティング課題解決の両立を実現していく。
同データクリーンルームを活用した分析によって、記事閲読行動データをもとにユーザーのペルソナを描いたり、キーワードを抽出し企業のコミュニケーション施策立案に有効な示唆を得たりすることが可能に。また、ユーザーのコンバージョン前後の閲読記事や興味推移を可視化し、「どのようなモーメントを捉えると、コンバージョンを促せるのか」を把握できる。
なお、同データクリーンルームはdentsu Japanの次世代マーケティングモデル「Marketing For Growth」を支えるデータ基盤の一つであり、電通デジタルと電通が提供する複数のデータクリーンルームを一元管理するシステム「TOBIRAS」と連携する。
【関連記事】
・スマートニュース、「SmartNews for docomo」をリリース 広告配信も開始
・スマートニュース、位置情報ターゲティングを活用した広告プロダクトの提供を開始
・スマートニュース、縦型動画広告の提供を開始 インパクトのある動画広告配信が可能に
・電通デジタル、「Commerce AI Lab.」を本格始動 AIを活用し新たな購買体験を創出
・電通デジタルら、未来の事業創造支援ツールの2024年版を提供開始 「新嗜好領域」など5テーマを追加