Criteoは、10月17日、コマース特化のサプライサイド・プラットフォーム(SSP)「コマース・グリッド」を発表した。
コマース・グリッドでは、広告主や代理店などのデマンドサイドと、パブリッシャーやリテールメディアを展開するサプライサイドの双方を結び、コマースデータを活用したプログラマティック広告の配信を可能にする。
同プラットフォームでは、Criteoが保有するコマースオーディエンスをサプライサイドのバイヤーとセラーの両方に提供する。
パブリッシャーは、Criteoが持つコマースに関するインサイトを活用して、自社インベントリの価値と関連性を向上。コマースに特化したデマンドを獲得し、収益の最大化が可能になる。また、ショッパブル(即購入可能)なフォーマットやコマースに関する分析など同社独自のアセットも利用できる。
広告バイヤーは、プレミアムな広告インベントリをパッケージ化して取引できるため、好みのデマンドサイド・プラットフォーム(DSP)を通じて、CriteoのAI技術を基に構築されたオーディエンスをターゲティング。あらゆるチャネル、デバイス、およびショッピングジャーニーのすべての段階にわたって潜在顧客を取り込めるようになる。
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