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グローバルの風向き、トレンドを知る。海外カンファレンスレポート

進むテクノロジーの民主化——イオン、ドミノ・ピザに学ぶ技術活用と向き合い方

コアバリューを確立し、起こすエクスペリエンス・イノベーション

 テクノロジーが民主化された今、利便性の提供は当たり前になっている。その中でドミノ・ピザのように企業が存在感を出すためには、自社のコアとなる価値観を持ち、顧客を深く理解した上で体験に還元することが重要だ。初期の生成AIがそうであったように、目新しさにかられてテクノロジー本位になることなく、サービス向上、顧客満足度向上のために自社のテクノロジーの採用基準を見出すべきなのだ。

 そして、その際、変化を決して恐れてはならない。ドミノ・ピザはこのような8つの教義を掲げている。

<イノベーションの教義>
  1. Embrace Revolution:改革を歓迎すること
  2. Practice Uncommon Honesty:正直・誠実に消費者に寄り添うこと
  3. Define Your Why:なぜそれをするのか、明確にすること
  4. Take Bold Action:勇気を持った行動を取ること
  5. Challenge Everything:すべてに対し、疑問視して、挑戦すること
  6. Get Innovation-Ready:イノベーションができる土壌を作ること
  7. Innovation is Advertising:イノベーションは広告になること
  8. Work In Progress:イノベーションは常に進行中であるということ

 たとえペインを解消するための手段の難易度が高く、それが自社にとって未知数なことであったとしても、それらを「歓迎」し「勇気」をもって取り組むこと、それこそがイノベーションの第一歩なのだ。

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この記事の著者

岡本 静華(オカモト シズカ)

電通デジタル トランスフォーメーション部門トランスフォーメーション事業部 マネージャー
コマース会社の設立・経営後、2017年に電通デジタルに入社。顧客体験設計のプランニングを中心としたDXコンサルティング業務に従事。リアル店舗を保有する企業のDX戦略策定から、顧客視点・従業員視点に立脚した体験価値の構築まで幅広く実行。...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2024/11/20 09:30 https://markezine.jp/article/detail/47277

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