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獲得ユーザーのF2転換率は他媒体+5%以上 和漢がSmartNews Adsと歩む「高LTV化」運用

CPCが大きく低下 要因の一つは「ユーザーの在庫数」の大幅増

MZ:和漢では他にどのような活用をしていますか?

池田:和漢で取り扱う健康食品は、年齢ターゲットを45歳以上に設定していることが多いのですが、Standard Adsでは、そうしたターゲット層の中でリテラシーが高いユーザーにしっかり焦点を当てられるため、まずターゲット層に最も効果的な商品の訴求軸を探るために最適な媒体だと思っています。そのため、社内のブランドでディスプレイ広告を実施し始める際には、最初の検証を行う媒体としてStandard Adsを使うように推奨しています。

佐藤:確かにSmartNewsは健康食品のターゲット層にも重なる40代以上の男性ユーザーが多い媒体です。ただ、女性のユーザーも多いという点は補足としてお伝えしておきたいですね。実は女性のユーザーがほぼ半数で、男女比のバランスも悪くありません。

スマートニュースユーザーの特徴(クリックすると拡大します)

佐藤:若年層は比率として少なく見えるのですが、ユーザー数自体は広告を打つのに十分なボリュームを確保できています。こうした女性や若年層への施策は強化されており、たとえば韓流アイドルやコスメの記事などをきっかけにSmartNewsをご活用いただけるユーザーも増えてきております。

MZ:和漢におけるStandard Adsの運用の効率化には、SmartNewsによる昨今のアップデートも影響しているとうかがっています。関連する直近のアップデートについてお教えください。

佐藤:大きく分けて二つを紹介します。まず一つは「SmartNews for docomo」のリリースです。SmartNews for docomoは、NTTドコモが提供するAndroid端末のスマートフォンにプリインストールされるアプリで、以前はNTTドコモが自社運用していたニュースアプリをSmartNewsで担当させてもらうことになったことから誕生しました。このアプリが2024年4月にリリースされてからSmartNews全体のユーザー数も大幅に拡大しています。

 CPC(Cost Per Click/1クリックあたりのコスト)は一般的に「ユーザーの在庫数」と「広告出稿額」の相関によって決まっているのですが、SmartNews for docomoによってユーザーの在庫数が約120%増加したことにより、CPCが大きく低下しました。和漢においても、もちろん新規顧客の獲得単価は下がり、広告費のさらなる拡大につながりました。

複数の視点で自動最適化 CPAの圧縮に役立つ新機能

MZ:もう一つのアップデートは何でしょうか?

佐藤:Standard Adsの新管理画面とともにリリースされた新機能「SMARTターゲティング」です。この機能は、他媒体で「オートターゲティング」や「需要ターゲティング」と呼ばれる機能、Google広告では「P-MAX」と言われる手法と類似の配信を可能にするものです。この機能により、これまで運用担当者が自社のナレッジや過去の実績によって入力していたオーディエンス、年齢デモグラフィックのセグメントなどの設定を、自動的にリアルタイムで調整できるようになります。具体的には、その日、その状況、その獲得実績に応じて、リーチの拡大もしくは目標に向けたリーチの絞り込みをすることが可能になりました。

SmartNews Adsヘルプセンターの解説ページより(クリックすると拡大します)

佐藤:特に直近では、Pixelタグが進化し、広告の内容や遷移先URLのコンテンツなども機械学習のシグナルとして用いられるようになりました。これにより、実施する広告内容や表現手法など含めて学習しながら、最適なタイミングでユーザーのセグメントを自動で拡大・縮小することが可能になっています。これは広告単位でどのユーザーに当てるべきかという観点での最適化が働いているのですが、加えて配信先に関しても当社側で自動調整が行われます。これらの手法により、短期と中長期の両面でCPAの安定化と改善が期待できます

 また、「オーディエンス」「国や地域」「業界属性」「記事のエンゲージメント」「興味関心のジャンル」など、人的なリソースでは実現できないほど、複数の角度で最適なオーディエンスデータを拡張することが自動だからこそ可能になっています。

池田:やはり広告媒体に一定のユーザーがいることは広告主にとっても重要で、NTTドコモとの提携によってユーザー数の増加による効果を感じています。また、SMARTターゲティングも、CPAを圧縮していくためにセグメントを機械学習で拡大してくれる点が非常にありがたいですね。

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獲得ユーザーのF2転換率は他媒体と5%以上の差

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この記事の著者

塚本 建未(ツカモト タケミ)

ライター・編集者・イラストレーター。早稲田大学第二文学部を卒業後、社会人を経て再び早稲田大学スポーツ科学部へ進学。2度目の学部卒業後は2つの学部と高校デザイン科で学んだ分野を活かすためフィットネス指導者向け専門誌「月刊Fitness Journal」編集部に所属してキャリアを積み、2011年9月から同雑誌の後継誌「月刊JAPAN FITNESS」編集部の中心的な人物として特集・連載など数多くの誌面を担当した。現在はWebメディアに主な...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:スマートニュース株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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2024/12/19 12:00 https://markezine.jp/article/detail/47342

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