注目度の活用で、広告主にとって高コスパな広告運用が可能に
MZ:テレビ東京への支援を通して得られた気づきがあれば教えてください。
北川:テレビ東京のコンテンツの質の高さが、CMの注視の高さにもつながっていることがわかり、それを客観的に示せた点で注視データはコンテンツの価値や広告効果を測る上で有用な指標であると改めて実感しました。先述の通り、テレビはリーチ力も非常に高い媒体ですので、このような測定手法を使いこなすことで広告主は高コスパな広告運用が行えるでしょう。
加えて、「注視」と「CM認知」の間には相関関係があることが判明しています。つまりテレビ東京様のように、「番組の注目度」を向上させるための取り組みを放送局側が行うことは、“広告媒体としてのテレビの価値”が上がることにもつながると考えられるのです。
テレビは“リビングに設置されたビジョン”
MZ:今後の展望を教えてください。
田村:近年は放送業界でもデータが重視され注目を集めるようになっており、大きな転換期を迎えています。当社でもデータを活用して「視聴者の皆様により良いコンテンツを提供すること」と「広告主の皆様の広告効果を高めていくこと」を目指します。
桑原:最近、電車・ビル・タクシー・エレベーター・店頭など、街中の様々な場所でデジタルサイネージによる映像広告が展開されており、ビジョン広告の市場は著しい成長を見せています。そのような中で、テレビデバイスは“リビングに設置されたビジョン”とも言え、広告媒体として見ると「音付き×リラックス空間×共視聴」で広告を流せる点は大きな強みだと考えています。その強みを意識しつつ、今後も注視いただけるコンテンツおよび広告を提供していきたいです。
北川:繰り返しとなりますが、地上波の媒体としての価値は現在も非常に高いです。この価値をさらに向上させるために、引き続き注視データという視点から、テレビ東京様をはじめ放送局様をサポートしていこうと思います。また、REVISIOでは現在、CTVの視聴データも取得しています。地上波という視点だけでなく「テレビデバイスとしての価値」を多くの広告主様に提供していきたいです。
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