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『MarkeZine』(雑誌)

第108号(2024年12月号)
特集「2025年・広告の出し先」

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中山さん、コンマケのモヤモヤに答えをください。

生成AIで作る記事…本当に読者に響いていますか?【コンテンツマーケティングの誤解】

AIっぽさから脱し、心に刺さるコンテンツを生み出す方法

 記事執筆やリライト時に、独自性をプラスするために筆者が取り組んでいることをリストアップしてみました。

画像を説明するテキストなくても可

生成AIに検索意図を深掘りさせる

「このテーマを検索する読者が隠れたニーズとして求めていることは何か?」

「このテーマで読者が満たされない情報とは?」

「どんな疑問や課題を解決したいと思っているか?」

 …と生成AIに尋ねることで、読者の隠れたニーズや真の動機を理解でき、単なる情報提供を超えた価値を発見できます。

異なる視点を提案させる

 「このテーマに対して別の視点やアプローチは何か?」と質問し、一般的な情報に加えて新しい切り口や多角的な視点を得ます。「業界トレンド」「歴史的背景」「未来の展望」などの視点の軸で訊くのもアリです。

エビデンス、エモーション、エピソードが不足していないかチェックさせる

 「エビデンス(事実やデータ)」「エモーション(感情に訴える部分)」「エピソード(具体的な体験や事例)」の有無とバランスを確認します。「それぞれの要素がどの段落に含まれているか」を可視化させると修正もラクです。

関連するユニークな例やエピソードの提案

 テーマに関連する興味深い事例やエピソードをAIに提案させることで、記事にオリジナル性を持たせられます。「特定の業界」「特定の地域」など、範囲を限定して質問することで、よりターゲットに合った提案を引き出せます。ただし、ハルシネーションの可能性もあるので、裏取りはしましょう

反論や対立意見の抽出

 「この意見に反対する意見や別の視点は?」と質問し、議論の余地や批判的な視点を追加できます。もちろん、「反論に対する反論」も追加でAIに生成させると、議論がさらに深まります。

 これらに加え、たまに「例文やトーンのバリエーションを生成させる」こともあります。意味を変えずに異なるトーンやスタイルで書き直してもらうことで、自分だったら思いつかない表現を効率良く探し出せます。

 最終アウトプットは人が作る以上、書く&考えることからは逃げられません。生成AIに丸投げするのではなく、役割分担をしつつ、互いの得意をタッグさせることで高品質なコンテンツを作っていきましょう。

★本連載の前回はこちら

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中山さん、コンマケのモヤモヤに答えをください。連載記事一覧
この記事の著者

中山 順司(ナカヤマ ジュンジ)

SEO・ソーシャル・動画の3領域でのコンテンツ企画と制作が得意な生粋のコンテンツクリエイター。ソフトバンク、楽天トラベル、Six Apart、freee、ファベルカンパニーを経て2024年に独立。コンテンツマーケティングを専業とし、オウンドメディアとYouTubeの設計 / 企画 / 執筆 / 編集 / 分析 / 改善 / SEO を幅広く行う。MarkeZine、Web担当者Forum、ねとらぼ、WorkshipMAGAZINE等で執筆しつつ、Content ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2025/01/17 07:00 https://markezine.jp/article/detail/47920

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