サイバーエージェントの連結子会社AI Shiftは2025年1月16日、企業向けにAIエージェントの活用戦略の策定から実装・運用までを包括的に支援する「AIエージェント構築支援サービス」の提供を開始した。
ChatGPTの登場以降、企業のAI活用は新たな段階に移行し、業務を自律的に遂行するAIエージェントへの注目が高まっている。同社は企業専用AIエージェントを開発、営業に特化した「営業AIエージェント」の提供実績をもつ。
新サービスでは、企業のAIエージェント導入を3段階で支援する。戦略策定フェーズでは業務プロセスの再構築とROIに基づく活用戦略を策定。実装フェーズではデータ収集から精度検証までを一貫して支援し、運用・定着フェーズではAI専門チームによる継続的なモデル更新とリスキリング支援を行う。
サービスの特長として、サイバーエージェントグループの独自日本語LLMの開発知見、クラウドベンダーとの協業による企業データの最大活用、AIエージェント開発から生成AIリスキリングまでの一気通貫の支援などを挙げている。今後は、導入企業が自らAIエージェントを構築できる機能も提供予定だ。
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