アメリカの金融サービス大手、プルデンシャル・ファイナンシャルが1月1日、2025年1月1日から2039年12月31日生まれの人びとを指す「ベータ世代」に関する独自の報告書を発表した。同報告書は、アメリカに住む人びとが未来をどのように想像しているか、また技術的、社会的、経済的な変化が、彼らの財務の安全性にどのように影響をおよぼすのかを明らかにすることを試みる、同社初の独自調査に基づいたものである。
絶えず進化を続ける「ベータ(β)世代」
本調査は、2024年11月1日から7日にかけて、18歳以上のアメリカ人2,008名を対象に実施された。
ちなみに、「ベータ世代」は非公式な呼称であり、ギリシャ文字の一般的な慣例に基づき、前世代の「アルファ世代」から続く形で名づけられたもの。
この呼称は、「継続的な進化によって定義される未来」という意味を包括しているが、実際、調査回答者の79%が、この世代は「常にベータ状態にある」、つまり、「絶えず進化を続ける存在」であると認識している。
人生:技術、家族、職業の変化
ベータ世代は、「技術的なブレークスルー」、「進化する家族構造」、そして「変化する社会規範」に則り、より流動的な職業生活によって形作られる世界に生きることになると考えられている。
まず、「技術がこの世代を定義するものになるだろう」と圧倒的多数の人びとが予測。回答者の58%が、技術が彼らの生活をより良くすると楽観視しており、大多数は技術を善の力と見なしている。54%が「AIやロボットは将来、人間に共感できるようになる」と信じており、多くの面で「技術が人間性の延長になる」可能性を感じている。
続いて、伝統的な家族構造は進化すると予想されており、86%の人びとが「従来の核家族は将来、標準的な形ではなくなる」と考えている。また、68%が「ベータ世代は子どもよりもペットを多く持つだろう」と信じており、この変化が、現役世代からの引退、財務プラン、世代間の介護のダイナミクスを、今日の形から変えることになると示唆している。
そして、ベータ世代の働き方も、現在と大きく異なるものになると予想。80%の人びとが「彼らは生涯に3つ以上の異なるキャリアパスを追求する」と考えており、86%が「ベータ世代はまだ発明されていない職業に就く」と信じている。
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岡 徳之(オカ ノリユキ)
編集者・ライター。東京、シンガポール、オランダの3拠点で編集プロダクション「Livit」を運営。各国のライター、カメラマンと連携し、海外のビジネス・テクノロジー・マーケティング情報を日本の読者に届ける。企業のオウンドメディアの企画・運営にも携わる。
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