電通は2月25日、「メディアコンテンツ エンゲージメントスコア」の機能強化を発表した。
メディアコンテンツ エンゲージメントスコアは、広告・マーケティング活動における、「好意」「共感」「信頼」の獲得といった「質的な評価」を行うための指標。「どのメディアの、どのようなコミュニケーションが、どのくらい生活者の心に届いたか」の評価が行える。
今回、機能を強化するにあたり、同社はまず東京50km圏の4,800人を対象にインターネット調査を実施。その上で、デジタルメディアを含む6メディアにおける生活者によるメディアコンテンツへの「熱中度」「習慣度」「信頼度」「広告記憶度」を測定し、その結果を同スコアに反映した。
その結果、メディアコンテンツが生活者に与える心理的影響を指標化する、メディアコンテンツへの「熱中度」の高さと、購買検討プロセスの関係性の分析が可能になった。また、これまで対象メディアだったテレビ・ラジオ・新聞・雑誌・OOHにデジタルメディアを新たに追加。さらに、同社独自の調査により、ビデオリサーチの生活者データベース「ACR/ex」と連携したクロス集計が可能なった。これにより、複数のメディアコンテンツのスコア化やマーケティング課題により統合的に対応できるようになる。
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【調査概要】
エリア:東京50km圏
対象者条件:12~69歳
サンプル数:4,800
手法:インターネット調査
期間:2024年7月5日~7月21日
機関:ビデオリサーチ
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