直感的な写真編集も可能に
Photo Editorの進化

写真編集ツールもAI機能を搭載し、より直感的にパワフルな編集が可能に。背景の自動生成やオブジェクトの削除・置換、ライティングの調整など、プロレベルの操作も簡単に行える。また、ツールやタブの間を移動する必要がなく、デザインしているその場で画像を編集できるようになり作業効率がより向上する。
安全性と倫理を重視したAI開発
Canvaは、AI開発において「責任ある利用」を徹底している。すべてのAI機能は「Canva Shield」により守られ、データのプライバシー・セキュリティ・バイアス対策が施されている。また、AIは人間の創造性を補完するものであり、代替するものではないという方針を明確にしている。
クリエイターへの公正な報酬
Canvaは「クリエイター基金」に2億2,000万ドルを拠出し、AI生成に使われたリソースの制作者に報酬を支払う仕組みを構築した。コンテンツがAIに利用された場合、制作者には一回限りでなく、継続的にロイヤリティが支払われるシステムとなっている。
まとめ

今回発表されたVisual Suite 2.0は、デザインと業務効率をこれまで以上に深く結びつける大きな進化だ。
特に注目すべきは、会話で操作できる「Canva AI」や、動的コンテンツを簡単に追加できる「Canva Programming」、そしてスプレッドシートやチャートを視覚的に再発明した「Magic Studio」だ。これらの機能により、専門知識がなくても高度なビジュアル制作が可能になる。
さらにCanvaは、AI開発における透明性と公平性にも配慮しており、ユーザーのプライバシー保護や権利還元の仕組みも整えている。クリエイター基金を通じて、AIによって使用されたコンテンツの制作者に報酬を支払う仕組みを導入している点も、他のツールと一線を画す取り組みだ。
Visual Suite 2.0は、デザインをするすべての人にとって、より自由で直感的な創作の場を提供する新たなプラットフォームとなるだろう。ビジュアルコミュニケーションの未来が、ここからさらに広がっていく。