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予算ゼロ&1人マーケでもできる!ゼロから始めるBtoBマーケ

【BtoBマーケ】LPのCVRを150%にするアイデアとサービス資料改善のコツ

CV率アップにつながる!CTAボタンのマイクロコピー変更

 あまりこだわっていない企業も多いですが、CTAのボタンは細かく工夫できる点がいっぱいあります。CTAボタンのクリック率が1%変われば、売上もかなり変わってきます。

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クリックすると拡大します

<CTAボタンを見直すポイント>

  • CTAボタンの中の文言を見直す
  • ボタンのデザインやアイコンを見直す
  • マイクロコピーを3つのパターンから選び実装する

 マイクロコピーは、下記の3パターンのいずれかから自社に合うものを選べばOKです。

パターン1:簡易性を訴求する(1分で完了)

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株式会社SAKIYOMI Instagram運用代行サービス」より(クリックすると拡大します)

パターン2:無料や割引キャンペーンを訴求する(無料で今すぐ試してみる)

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fondeskが会社・事務所の電話受付を代行します」より(クリックすると拡大します)

パターン3:疑問形で続きを読みたくなる訴求をする

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ECのマーケティングもデータ活用も、全てを最高品質に 統合コマースプラットフォーム ecforce」より(画像は書籍執筆当時、クリックすると拡大します)

ファーストビューで抑えるべき3つのポイント

 LPの中でもインパクトが大きいのはファーストビューのキャッチコピーです。ここはサービスによって色が出る部分ではありますが、重要なことは次の2つです。

(1)3秒で直感的に理解できる

  →理解できなければ離脱される

(2)具体的に顧客の得られる成果を表現する

  →ふわっとしていると「よくわからない」と思われて離脱される

 あえてまとめるなら、いかに「離脱されないか?」を軸に考えると自社にとってのベストコピーを見つけやすいはずです。

 ファーストビューのパターンはBtoBだと大きく4種類があります。

パターン1:成果×数字

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株式会社WACUL「高品質SEO記事制作サービス」より(クリックすると拡大します)

パターン2:No.1実績×ロゴ

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株式会社SmartHR「労務管理もタレントマネジメントも」より(画像は書籍執筆当時、クリックすると拡大します)

パターン3:仮想敵へのカウンター(危機感訴求)

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ノバセル株式会社「今の広告代理店に満足していますか?」より(クリックすると拡大します)

パターン4:独自のコンセプト推し

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株式会社Sales Marker「あなたのサービスをほしい顧客に出会えるインテントセールス」より(画像は書籍執筆当時、クリックすると拡大します)

CVRを上げるために、今すぐ実践すべき6つの改善アイデア

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クリックすると拡大します

(1)プロジェクトの見える化をすることで発注前の不安をなくす

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株式会社ベイジ「プロジェクトの進め方」より(画像は書籍執筆当時、クリックすると拡大します)
  • プロジェクトの基本的なロードマップを事前に公開
    →顧客の解像度が上がって、発注確度の高いお問い合わせがアップ
  • 無形商材は特にサービスの不透明性が高くなりがちなので有効
    →結果的に自社の強みのアピールも自然にできる

(2)社員の見える化をすることで信頼を獲得

画像を説明するテキストなくても可
株式会社THE MOLTS「MEMBER」より(クリックすると拡大します)
  • サービス提供者の人物情報を掲載。特にコンサルティングサービスなど無形商材の場合に有効

(3)成果の見える化をすることで顧客の成功イメージを生み出す

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株式会社ルーシーのサービスサイトより(クリックすると拡大します)
  • 依頼前と後でどのような変化(成果)があったのかを数字で見せる
  • グラフで見せることで視覚的に表現

(4)成功事例の一覧画面で、クリック前に成果がわかるようにする

画像を説明するテキストなくても可
株式会社ベイジWebサイトの「お客様成功事例」より(クリックすると拡大します)
  • 具体的な事例に飛ぶ前に成果がわかることで、UXが良くなる
  • 中身のチラ見せを行うと基本的には遷移率が高くなる

(5)ポップアップを表示させてCV率アップ

画像を説明するテキストなくても可
株式会社SmartHR「SmartHRの機能群」より(クリックすると拡大します)
  • 「すぐにわかる〇〇:資料3点セット」は鉄板で、CVRが高い傾向あり
  • お問い合わせ/見積り/お役立ち資料の3つの導線を押さえておけばOK

(6)サービスの機能をユーザー目線で「活用シーン」として整理

画像を説明するテキストなくても可
株式会社MoneyForwardクラウドのWebサイトより(クリックすると拡大します)
  • ユーザーにとって理解しやすいように機能を「活用シーン」のBefore→Afterとして説明する
  • イラストを使って直感的に表現できるとベター

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アポ率/受注率を引き上げる。サービス資料見直しの 4つの観点

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この記事の著者

田中 龍之介(タナカ リュウノスケ)

著書:『マーケティングの全施策60

2019年にSAKIYOMIに入社し、マーケティング責任者兼3つの新規事業の責任者を経て、執行役員に就任。SAKIYOMIでは、BtoBマーケティング機能を0から立ち上げ、平均5,000件/月のリードを獲得。自社メディア月間50万PV、YouTubeフォロワー3万人、Ins...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2025/05/16 07:30 https://markezine.jp/article/detail/49050

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