電通は、企業が行う様々なマーケティングのシナリオを事前に検証し、KGI(重要目標達成指標)達成に向けた効果的なマーケティングを実現する新たなシミュレーションモデル「People Simulator」を開発した。

同モデルは、「エージェント・ベース・モデル(Agent-Based Model)」に基づいて仮想市場を構築。生活者一人ひとりを「エージェント」としてモデル化することで、複雑な消費行動を再現する。電通の独自調査に加え、同社が保有する生活者のパネルデータや広告統計データを掛け合わせることで、生活者一人ひとりの意識や行動を精緻に再現できるため、市場全体の把握に加え、セグメントごとのシェアや個人の購入意向などの検証が行える。
時間軸を考慮したシミュレーションも可能なほか、プランニングの段階からオフラインとオンライン、ブランドイメージの形成など、分断されがちな各マーケティング施策をシームレスなマルチシナリオとして比較検討することが可能だ。
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